北海道旅行より 道北

宗谷岬

北緯45度31分 日本最北端にあたる岬「宗谷岬」
そこに建つ地碑 そこから広がる海とその彼方に見える樺太を見たとき
「ついにここまで来た!」そんな気持ちにさせてくれるのだ。
内陸部には「祈りの塔」や「世界平和の鐘」「旧海軍望楼」などが見られる。
そして広大な宗谷丘陵と悠々と放牧されている牛など
心までが広々としてくる。








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宗谷岬
日本最北端の地
(宗谷岬)




宗谷岬の場所



宗谷岬とは
樺太まで約43km

北緯45度31分 日本最北端である。そして天気がいい日には
海の向こうロシア領「樺太」を見ることができるのだ。
ここから樺太まで約43kmの近さなのだ。
多くの旅行者が訪れる
日本最北端ということもあり人気観光スポットの一つである。
最北端の地の碑をバックに記念写真を撮る人も多いし
観光バスもよく停まっていたし、お土産屋や食堂も多い。
稚内からバスで50分ほどかかるが 稚内まで観光に訪れて
宗谷岬へ行かない手はないだろう。
ちなみに
年末 宗谷岬にて年を越そうとする人々も多いとか?
宗谷丘陵
最北端の地から見ればマイナーな気がするが。
内陸側には宗谷丘陵があり広々として気持ちがいいのだ。


多くの人が訪れる





宗谷岬のまわりかた 楽しみかた 滞在時間
最北端の地の碑の他 周辺にはいろんな記念碑
食堂 お土産屋 展望台などがある。
時間があれば宗谷丘陵も行ってみたい。


まずは最北端の地の碑で記念写真を撮りたい

バスでも車でも宗谷岬に到着したら、最北端の地を踏んで記念写真を撮りたい。
最北端の地の碑をバックにするのがいい。そのすぐ裏側には海なのだ。
お土産屋を覗いたり
道を挟んでまわりは多くのお土産屋が並ぶ
北海道らしいいろんな土産物が並ぶ
そして 宗谷岬ならば最北端到達証明書を買ったり
「宗谷岬」と書かれた小物を買うのもいいかも?
また、絵葉書を買って最北端から送ったりしたいのだ。
最北端でお土産を買いたくなるのも不思議であった。
(流氷館)
いろんな店があるが、碑からちょっと歩いたところにある日本最北端のお店
水色の建物が印象的 ここには「流氷館」といって氷点下10度以下の部屋があり
カチカチの氷やクマやキツネなどの剥製?なんかが置かれている。
夏でも寒さを体感できるのだ。
食堂も多い

岬周辺 そこからちょっと登った丘陵地にはいろんな食堂がある。
メニューはいろいろだが帆立ラーメンやウニ丼 刺身などいろいろ
店により若干の違いがあるがラーメンなら700〜800円
丼なら1,500〜2,500円とか?お客さんの多い店も見かけた。
岬からちょっと離れるが宗谷丘陵にあるゲストハウスアルメリアには
宗谷黒牛も扱っていたのだ。街中より宗谷岬のような観光地の方が
観光客が喜びそうな名物料理を確実に楽しめるとも思った。
昼食時にいいと思う。


宗谷岬周辺
(土産物屋 食堂 民宿などある)


宗谷岬平和公園へ行ってみよう!

稚内から続く道(国道238号線)を挟んで内陸側には宗谷岬平和公園
そして宗谷丘陵が広がる。最北の地から公園まで歩いてすぐ
途中高台から眺める宗谷岬もすばらしい、展望台もある。
公園にはいろんな塔や碑が建つのだ。
例えば
旧海軍望楼に1983年に起きた大韓航空機撃墜事件を語る
祈りの塔、宗谷岬沖で起きた日米の戦いで亡くなった人を慰霊する碑などがある。
過去の悲しい歴史を今に伝えるとともに
ここは最果ての地であると同時に国境でもあることを感じさせるのだ。
宗谷丘陵
宗谷岬公園から内陸側には広大な丘陵地が広がる
宗谷丘陵といい周氷河地形であるのだ。ゆうゆうとした台地だ!
公園から丘陵地を眺めるのもいいが
車やバイク 定期観光バスなどあれば便利
眺めのいいところに駐車して風景を楽しむのもいい。
約11km位の距離でゆるやかなアップダウンの道
風車群のウィンドファームに宗谷黒牛の群れなどすばらしい風景が広がる。


宗谷岬公園と広々とした


丘陵宗谷丘陵フットパス

稚内の観光案内所で「稚内フットパス」の紹介がされていた。
天気のいい日など風景を楽しみながら歩くのだ。
そこで宗谷丘陵フットパスの紹介がされていた。
ロングコースでは11kmの距離を4時間位かけて歩くというもの
個人的には
時間がかかることと単調な風景であることから時間のない旅行者には
おすすめしないが、バス停の宗谷岬から宗谷(もしくはその逆)
なので歩いてみるものいいかもしれない。
ただ、宗谷岬周辺を除くと店は確認できなかった。
迷うこともあるかもしれないので地図もほしい
(観光案内所にあるフットパスの地図でもいいと思う。)
また、日本最北の地 夏でも風は強かったり雨等で冷え込むこともあるので
防水防寒対策はしたい。
また、伝染病防止のために牧場内立入禁止などの表示もあり
あと最近、北海道では熊出没注意の看板をよく見るとのこと。


フットパスの案内があった
(地図もほしいと思った。)


滞在時間
軽くまわって30分位かな?

宗谷丘陵フットパス(ロングコース)をしてから宗谷岬で食事を
したり買物をすれば5〜6時間位はかかるかもしれない。
健康的かもしれないが
時間のない旅行者にとっては時間がもったいない気がする。
自分の場合
宗谷岬(最果ての地の碑)を見てから 流氷館を見て
宗谷岬平和公園をまわり お土産屋などを覗く
といったところか 軽くまわって見て30分ほど
できれば1時間程度ほしい
食事などすればそれなりに時間はかかると思う。
車やバイクなら帰りに宗谷丘陵をまわるのもいい。
定期観光バスでも宗谷丘陵を車窓から楽しめるコースが多いのだ。



宗谷岬へ行くには?
稚内からオホーツク海沿いを通り網走へと抜ける国道238号線沿いに位置する。
海岸沿いに突然「最北端の碑」が現れる。といった感じ。
迷うことはないと思うが場所はよくなく稚内からバスで50分位の所に位置する。
主な行きかたとしては
路線バス 定期観光バス 車(レンタカー)であろう。


路線バス

稚内駅前から路線バスで50分ほどのところだ運賃は2012年12月で1,350円だった。
往復2,700円だが割引で2,430円になるとのこと確認してみよう!
昼間でも1時間に1本以下など本数は多くはないので時刻は調べておいたほうがいいだろう。
宗谷丘陵もまわれるし手際よくまわるなら定期観光バスが便利だが
公共交通機関利用で宗谷岬をゆっくりと満喫したいなら路線バスがいいと思った。


JR稚内駅から50分ほどで行ける


定期観光バス

交通の便が悪い宗谷岬、公共交通機関の利用ならば定期観光バスも
いいと思う。コースによって若干違うが半日(3〜4時間)程度で
宗谷岬の他 公共交通機関では難しい宗谷丘陵を車窓から眺めることができる。
他にもノシャップ岬に北防波堤ドームに稚内公園などをまわる。
値段も3,300〜3,600円なので 下手な交通機関よりはお得であろう。
季節運行で2013年の予定は5月1日〜10月14日で午前と午後の2便があるようだ。
シーズンでも毎日運行か分からないし満席もありうる
事前に予約をしておこう!


稚内とその周辺観光に定期観光バスも便利であろう


車(レンタカー)やバイク

広い北海道を自由気ままに走りまわるなら やっぱり
車(レンタカー)やバイクがいい。
稚内から続く国道238号線沿い岬とはいえ岬らしくなく
海岸沿いにヒョイと現れるのだ。無料駐車場あり
網走方面からオホーツク沿いを走り稚内へ向かう途中に
立ち寄るにもいいし、道北周遊の途中や稚内から訪れるのもいい。
シーズンともなれば「最北端の地の碑」周辺には多くの旅行者で賑わっていたので
分かりやすかった。
(稚内からの道中)
稚内から車で40分位だった。単調な道であり案内板もあるので
迷うことはないと思うが稚内市街地を抜けるとほとんど原野
しかし、途中 コンビニのセイコーマートや食堂らしいものはあることと
風景のすばらしさから特に遠く感じなかった。
また、途中から宗谷丘陵に曲がる道があるのでそこを経由して
宗谷岬に入ることをおすすめする。(もしくは帰りに通る)
すばらしい風景に出会えるのだ。


宗谷丘陵が見えてきた!


宗谷岬に泊まる
最果ての地で夜を過ごしたい

稚内に戻れば多くの宿泊設備があるが 「日本最北端の地で泊まりたい!」
そう希望する旅行者も多いはず!
宗谷岬周辺には民宿が数件確認した 1泊2食で7,500円程度と記憶している。
ごく普通の民宿のようだが最果ての海も周氷河地形の宗谷丘陵に
囲まれた小さな宿 独特の旅情があるだろう。
宿の数は多いわけではないことと冬期など休業ということもある。
事前の確認と予約をしたいもの。


民宿もあった



宗谷岬に訪れて
実際に宗谷岬に訪れて思ったこと感じたことをまとめてみました!

宗谷岬に到着

以前は路線バスで訪れたが今回はレンタカーにて訪れた。
稚内から海岸沿いの道を走ると丘陵とその丘の上に並ぶ巨大な
風車群が興味を注ぐ。丘沿いの道をすすむと
宗谷岬に到着 駐車場のまわりには観光バスや車 バイクが多く
まわりには多くの食堂や土産物屋が並ぶのだ。


最果ての地の碑
岬というよりは海岸線に続く国道沿いに現れるといった感じ
駐車場には多くの車やバイク 観光バスが停まっているのだ。
車を停める。そしてすぐそこにある最果ての地の碑へ行って記念写真
多くの旅行者が碑をバックに写真を撮っている。
さらに海の水に手を入れたり貝を触ったりするのだ。
若干曇りがちではあったが海の向こうには樺太が見える。
すぐ向こうがロシアだと思うと不思議な気持ちになるのだ。


日本最北端の地


最北端の店
(流氷館も!)

どうしても最北端にこだわってしまうだけに
ここから数十メートル離れた最北端の店に行ってみる。
入口には北緯45度31分14秒と書いてあるのだ。水色の目立つ建物だ。
中は普通のお土産屋だが最北端到達証明書が100円売られていたり
絵葉書を買って最北端の押印して送ってもらったりできるのだ。
また、中には流氷館というのがあり−10℃以下の部屋には氷や
流氷の写真 キタキツネなどの剥製?などが展示されている。
広い部屋ではないが夏など寒くて5分もいられなかった。


最北の店


道の向こうにもいろんな店がある

最北端にこだわらなくても 国道を挟んだところにはいくつかのお土産屋や
食堂 民宿などもあるのだ。帆立ラーメンに海鮮丼など北海道名物が食べられる
丘の上(宗谷岬公園)にも食堂があり、そこの方が混んでいることもあった。
しかし、風が強く夏でも寒い ラーメンが美味しそうだった。
丘の上には食堂を兼ねた展望台もありここから眺める宗谷岬もよかった。


国道を渡ったところにも店がある


宗谷岬公園へ

最北端の地から歩いてすぐ 丘にあがると広大な丘陵地を見ることができる。
宗谷丘陵なのだ。ここから眺める宗谷岬もすばらしい!
そしてその入口には宗谷岬公園
いろんな碑や塔がある。最北の地であると同時に国境でもあり
かつて悲しい歴史があったことを物語っている。
また、最北端の地の碑と比べると人もまばらのも特徴に思えた。


公園からの眺めもいいのだ


(旧海軍望楼)

公園に入りまず最初に訪れたのが旧海軍望楼
石材でできた古くとも頑丈そうな建物なのだ。
明治35年(1902年)建設 日露戦争のバルチック艦隊の監視を勤めたという。
その後は無線基地 太平洋戦争中は対潜水艦監視基地として使用されたという。
大きな建物ではないが上に登ることができる。
そして窓から中を覗くことができた。
まるで廃屋のような建物だが、長い間風雨に耐えてきたことを伺わせる。

(平和の碑)
旧海軍望楼のすぐ隣にある碑 昭和18年に日米で激しい戦闘があり
アメリカ海軍の潜水艦「ワフー号」が撃沈 乗組員80名が犠牲となった。
そして そのワフー号は日本海北上中に関釜連絡線などの船を攻撃し
多くの日本人の犠牲者を出した。日米両国の犠牲者を慰霊するための碑である。

旧海軍望楼
旧海軍望楼と隣(写真奥)にある平和の碑


(祈りの塔)

ひときわ目立つのが祈りの塔 昭和58年に起きた
大韓航空機撃墜事件の慰霊碑である。
昭和58年9月1日ニューヨークからアンカレッジを経由してソウル向かう
大韓航空機が航路をそれて当時のソ連上空を飛行 撃墜されたのだ。
乗客乗員は全員死亡 今は稚内からサハリン航路があり
ロシア語の案内もある時代 かつては緊張状態にあったことを物語っている。
そう思った。

他にもいろんな碑があった。

祈りの塔
祈りの塔


宗谷丘陵へ

宗谷岬から宗谷丘陵を抜け国道238号線に合流する道がある
レンタカーでそれでまわってみた。
途中で雨が降ってきたが 広大な丘陵に 宗谷黒牛の群れなど
すばらしい風景である。
途中 車を停めて写真を撮ったりした。
(ゲストハウスアルメリア)
宗谷岬丘陵に建つ風車型の展望休憩施設
宗谷黒牛のランチを楽しむこともできる。
稚内市内を歩いても宗谷黒牛を食べることができる。
ハンバーグやビーフシチューなら1,000〜1,500円だったと思う。
店はあまり確認できなかったので
ここで楽しむのもいいかもしれない。


宗谷黒牛を見る


 





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(注意)
本ページは1999〜2014年まで訪れた北海道旅行の経験とその後の調査から
作成しました。
状況が変化していたり、実際と異なる場合がありえます。
また、個人的意見や感想も書いてあり、なるべく客観的意見を述べるよう努力もしてますが、
人によって観点が異なることもあります。
自己責任での調査をしてください。