1.ホテルについて

(1)ホテルについて簡単に説明

ホテルと言ってもいろんな種類がある

例えば
リゾートホテル、ビジネスホテル、カプセルホテルなど、
ホテルと言ってもその種類は多く、一概に言えないもの。
そこで、このページでは、1部屋にベッド・バス・トイレが付いたものと定義してみた。
東横インとかサンルート、プリンスホテルといった所だ。
それでもエコノミーホテルからデラックスホテルまでそのジャンルは広い。

海外旅行のツアーではホテル泊まりがほとんど

海外旅行のツアーではホテルに滞在するのがほとんどだ。
国内ツアーではホテルの他、温泉旅館に泊まることが多い。
そうそう
海外だってゲストハウスや民宿(ペンション)、B&Bなど
ホテル以外にもいろんな宿泊設備があるが
ツアーで利用することはほとんどないようだ。
そういった所に泊まりたいなら個人旅行にして
ネット予約することをすすめる。

素泊 朝食付 1部屋いくら?で計算

日本の旅館や民宿なら1泊2食とか1人あたりの宿泊料金で計算しがちだが
基本的にホテル(特に海外)では 素泊まり(又は朝食付)で1部屋あたりで
計算されることが多い。
つまり、ツインルーム(2人部屋)を1人で泊まる場合 倍額になる。
朝食付の場合、朝食券を渡され、ホテルのレストランでとることが多い。
朝食の内容はアメリカスタイルのブレックファースト(セルフサービスの食べ放題)が多い。
なお
ツアー(フリープラン)だとツインルーム(2人部屋)を対象としていることから
一人だと追加料金がかかることが多い。


アメリカブレックファーストの朝食(韓国 ソウル)

朝食付がいいことも

例えば
ヨーロッパでは朝食をとらないこと(又は軽め)が多く。
「朝食は街中のカフェでとろう。」と思いきや そこで出されたのは
小さなクロッサンとコーヒー、オレンジジュースで8ユーロ位することがあった。
「朝食はしっかり」と思うならホテルで朝食をとった方がいい。


外で食べたらこれで8.2ユーロ(千円以上)した(フランス パリ)

長期滞在、子供連れならキッチン付のホテルも!?

日本のウィークリーマンション、アメリカのコンドミニアム、キチネットホテル
ヨーロッパのアパートメントホテルなど、キッチンが付いているホテルもある。
通常のホテルと比べ3割ほど割高だが、2週間とか3週間といった長期滞在や
子供連れに人気のようだ。例えば ハワイロングスティ―(14日間とか30日間)
ではキッチン付に滞在することが多い。
キッチンの他、フライパンやまな板、包丁、お皿など
調理道具や食器もそろっていた。


長期滞在や子供連れにいい(キッチン付のホテル)ハワイ ホノルルにて

(2)エコノミー・スタンダード・デラックスホテルの違い

ガイドブックやパンフレットで調べると
エコノミーホテル、スタンダード、デラックスホテルと分けられることがある。
実際、明白な基準はなく、旅行会社等によって異なるが
どのような違いがあるか自分なりに分けてみた。

エコノミーホテル

中に入ると小さなフロントがあり、ロビーはない。あったとしても
数人が座れるソファーがある位、フロント以外はほとんど客室


フロントロビーは簡素な所が多い(台湾 高雄)

部屋の様子

部屋は狭く、ベッドで部屋の半分近く占めているのでは?と思う位
バス・トイレは付いていることが多い。
窓からの眺めは望めず、窓を開けると隣のビルの壁だったということもある。


部屋はこんな感じ(コンパクトながら不便は感じない)4千円しない位だった
(札幌 すすきの)

宿は泊まるだけ 外歩きや一人旅にはメリットあり

駅の近くとか歓楽街などの、ちょっと入り組んだ所に建つことが多い。
最大のメリットといえば「安さ」そして「立地条件のよさ」だろう。
大きなホテルみたいにホテル内で歩きまわる手間も省ける。
宿は泊まるだけで外歩きをしたり外で食事という人にはメリット大だろう。
部屋も清潔でベッドはゆったりしていることが多い。
あとはシングルルームを備えているホテルも多く 1人でも安あがり
かつ一人旅でも入りやすい。高級観光ホテルで1人だと浮いてしまうこともあるのだ。


街歩きをするならエコノミーホテルがいいことも(札幌 すすきの)

宿泊料金

場所によるが日本なら4千~7千円 アメリカなら40~60ドル程度
ヨーロッパなら40~60ユーロほどか?
あまりに安いホテルだと、駅の裏や下町など少々治安の悪い所に位置することがある。
そうなると1泊3千円台もあり穴場ともいえるが
夜は暗いなど旅慣れない人にとっては不安に思うかもしれない。

旅行会社によっては紹介されないこともある

部屋が狭く、圧迫感を感じることがある。JTBなど大手の旅行会社では
グレードの低いホテルを紹介しないこともある。

デラックスホテル(高級ホテル)

巨大なホテルで広いフロント、広いロビー 高級レストランにバー、カフェ、ショップ
ホテルによってはエステやサウナ、スポーツジムにプール、テニスコートなど
ホテルだけで楽しめてしまう。
ビーチ沿いにあるリゾートホテルではプライベートビーチがあったり、広大なホテル内を
カートでまわるなど、一つのビレッヂを形成しているところもある。
その地域のランドマーク的存在であることも


ゆったりとしたロビー(神戸 ポートピアホテル)


ホテルそのものがビレッヂであることも
(ハワイ ホノルル ヒルトン ビレッヂ)

部屋の様子

広くてゆったりとした部屋だ。
エメラルドグリーンのビーチや夜景など絶景を楽しめることがあるが
そういった部屋は料金を高く設定していることがあり
ハワイなど部屋からの眺めで値段が倍以上異なることもある。


ゆったりとした部屋(東京 台場 グランドニッコー)


部屋からの眺めがいいことも(東京 台場 グランドニッコー)

ホテルライフを楽しむのにいい

ただ、泊まるだけという場合や外で食事を済ませるという場合、
ちょっともったいない気がする。部屋でゆったり過ごしたり、
レストランやバーで至福のひとときを過ごしたい
また、高級ホテルは郊外に位置することがあり
外歩きにはちょっと不便なこともある。例えばアメリカなど
高級ホテルはタクシーやレンタカーで訪れることを前提としており、
地下鉄や路線バス利用には向かないこともある。


プールとビーチを楽しむ(ハワイ ホノルル シェラトンワイキキ)


ホテルのレストランで食事(神戸ポートピアホテル)

値段

部屋の違い、部屋からの眺めの他、シーズンや曜日による変動が大きく
ツインルームで1部屋5万円も6万円もすることはあるし、オフシーズンの平日だと
3万円を下まわることもある。

一点豪華主義はかえって不便なことも

その人の価値観によるが、デラックスホテルに宿泊、食事は外の安いレストラン
路線バス利用となるとアンバランスでかえって不便なこともある。
デラックスホテルのレストランとなると味も間違いなく、今までの経験から
「まずい」と思ったことはない。しかし、値段も高く 1万円台は普通で
下層階の安いレストランでも3~4千円はすることもある。
日本の場合、デラックスホテルでも地下鉄駅と直結していることがあるが
海外では、タクシーやレンタカー利用を前提としているため、ホテルのスタッフからも不自然に
思われることがある。
個人的には高級ホテルの宿泊費×2位で計算している。

意外に少ない!?高級リゾートホテル

レストランにバー、ラウンジ、そしてホテルの前はビーチ
夜になると楽しいショーが行われる高級リゾートホテル
沖縄など有名だが
全国、どこでもリゾートホテルがあるの?
と思えば意外に少ない気がする。
日本国内の高級宿泊設備といえば温泉宿の方が人気のようだ。
都市部に位置し、観光客の他 ビジネス客
を取り込むようなホテルの方が多いような気がする。


多くのリゾートホテルが建つ 沖縄本島西海岸
(全国的にみればリゾートホテルは少なく思えた)

スタンダートホテル

エコノミーと高級の中間 部屋はそこそこ広くゆったりしているが
ロビーやレストランは小さめといったところか?
「ホテルは泊まるだけ」だけど「狭い部屋は嫌だ」というような人に向いている。
駅近くや歓楽街など場所がいいことも多いし、表通りに面していることも多い。
日本だとインターチェンジ近くなどに建つことがある。

値段

場所によるが1泊5千円~1万円位だろう。


スタンダードホテルはこんな感じ(北海道 釧路)

2.ホテルについて注意点

(1)ちょっと注意したいこと

ホテルのアメニティー

一般的には部屋に浴衣(ガウン)、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、
リンス―、ボディーソープお茶やコーヒー 湯沸かし器などがそろっていることが多いが
一概にはいえない。例えばヨーロッパのホテルには歯ブラシなしが多く
かつ、コンビニもないため、夜 歯ブラシがなくて困った!ということがある。
あったとしても日本の物と比べ不便なことがあるので、最低限の物は準備したい。
(ブラシが太すぎる歯ブラシ、匂いの強いシャンプーなど)


ハワイのホテルにはコーヒー付が普通

アメリカンスタイルとヨーロピアンスタイル

ヨーロッパへ行く人は把握したい。大きくアメリカンスタイルとヨーロピアンスタイル
に分けられている。我々が想像するホテルはアメリカンスタイルであり
機能性を重視している。逆にヨーロピアンは建物や家具などアンティーク
デザインという視点ではかなり魅力だが、部屋、ベッド、エレベーターなど
小さくて使いにくいと思うことがある。街中のホテルは
ヨーロピアンスタイルのホテルが多い。また、ヨーロピアンの方が高いイメージだが
エコノミーホテルも多いし、個人旅行やフリープランならヨーロピアンが多いだろう。
(アメリカンは交通の便が悪い郊外に位置することが多いようだ。)


ヨーロピアンスタイル(イタリア ミラノ)

バスタブがない

特にヨーロッパの場合、中級ホテルでもバスタブがないことが多く
シャワーのみということも多い。日本にもそういったホテルがある。
あまりバスタブに入る習慣はないのだ。
ネットで予約するとき、バスタブがあるかチェックができる。
ただ、ヨーロッパでバスタブ付ホテルは高いことが多い。


バスタブがない(香港)

大浴場

ちなみに海外のホテルで大浴場がある場合、
男女混用で水着必須が多い。
日本人の感覚でみるとぬるま湯プールに入っている感じだ。


お風呂であった(台湾 宝来温泉)

不衛生なホテル

その人の主観によるが、国内外を問わず、まれに不衛生なホテルがある。
個人的に気にしているのが壁や浴室などのシミ、気分が悪い。
さらには、浴室からゴキブリが出たこともある。
嫌なら大手旅行会社を通して予約した方がいい。
信頼のため、グレードの低いホテルの紹介をしないところが多い。
また、極端に安いホテル(周辺は5,000円位なのに3,000円など)
古いホテルということがあった。

(2)やっぱり心配 セキュリティー

火災に対する安全性

避難経路をチェック

国内はもちろん、海外でも多くホテルは避難経路が表示されている。
必ずチェックしている。

防火対策がされていないことも

途上国など、そういった対策がほとんどとられていない所もある。
例えば、狭い通路が一つだけ、非常口なし、
窓なしの部屋(あっても鉄格子がしてある。)
などだ。途上国で極端に安いホテルは注意したいと思った。


避難経路をしっかりチェック

セキュリティー

ノックをしても扉を開けない

ホテルの部屋は密室である。プライベートが保てる反面、
犯罪があっても発見が遅れる。
実際 殺人事件があったほどだ。
まず、ノックがあっても絶対に扉を開かないようにしている。
ドアスコープで覗いてみたり、ドアチェーンをしている。
たとえホテルマンの格好をしていても、絶対に入れない。
フロントへ電話しよう。
片言英語で「プリーズ カム ヒヤ―」とでも言えばなんとかなろう。


ドアチェーンはかけている。

3.ホテルの予約について

(1)予約は必要か?

予約をした方がいい

高級ホテルはもちろん、インターネットの予約サイトを使うと
エコノミーホテルの予約もできる。それにネットを通した方が安いことがある。
予約確認証をプリントアウトして、チェックイン時に提出すればいい。
語学力はほとんど必要ないだろう。

おすすめ予約サイト

海外ホテルに強いらしく
他サイトと比べ、幅広いジャンルで紹介されていた。
自分自身、ヨーロッパ旅行では以下のサイトで予約した。

(2)ほとんどのホテルが満室!

桜や紅葉シーズンの京都、外国人旅行者で賑わうシーズンの東京など
ほとんどのホテルが満室ということもある。
その場合は旅行会社を通すと空室があることがあった。
旅行会社が押さえているのだろう。
ただ、通常より割高だったり、フリープランに参加することを
条件としていることが多い。

(2)予約しない場合

長期間の旅行など

3週間も4週間もかけて個人でヨーロッパやアジアを周遊旅行
する場合、行程が変更することもある。予約しないことがある。

どうやって宿探しをする?

予約しないのだからエコノミーホテルではないか?
ガイドブックなどで安いホテルの多そうなエリアをチェックしている。
一般的には駅周辺や歓楽街に多い。
また、旅行中にインターネットの予約サイトを通して予約したことがある。
WiFiなどネットが充実しているホテルも多い。


安いホテルが多い(フランス パリ モンマルトル)