京都旅行 化野(あだしの)念仏寺
魅力・まわり方・滞在時間


嵐山のさらに奥にある化野
そこの代表的な寺院であろう。
ぎっしり詰まった小さな石仏や石塔
華やかさある京都のお寺とは裏腹に
侘しさを感じた。
魅力・まわりかた・注意点をまとめてみた



京都旅行


念仏寺公式サイト



化野念仏寺に入る


化野念仏寺の場所



1.化野念仏寺について


2.化野念仏寺の魅力


3.化野念仏寺情報・滞在時間






1.化野念仏寺について

風葬の地であった
化野(あだしの)はかつて
風葬の地と呼ばれ
多くの遺体が野ざらしに
放置されていた。

無縁仏を弔うお寺
今から1000年以上前の西暦800年代初期
弘法大師が野ざらしになった無縁仏を
弔うために五智山如来寺を創建したのがはじまりという。
その後、法然上人が念仏道場と改めることとなる。

8千体もの石仏石塔
境内にある「西院の河原」には
約8千体ともいわれる石仏や石塔がぎっしりと並ぶ。
話によると
室町時代あたりの石仏や石塔らしく
明治になってから付近の土中から発掘され、集められたらしい。
なんとも寂しさ、怖さをも感じさせた。

なお、8月23、24日には
千灯供養がおこなわれるとのこと。



2.化野念仏寺の魅力

一味違った京都
京都といえば襖絵に庭園など
貴族文化を感じさせる寺が多い。
ギッシリ集められた石仏石塔
豪華さとは裏腹を光景に
違った視点で京都を感じた。

華やかに想う平安時代だが
華やかな平安を想い浮かべるが
当時の貴族は、ほんの一握り
数百人〜千数百人程度と言われている。
ほとんどは
質素で貧しい生活をしていたのだろう。

茅葺屋根が似合う化野
化野念仏寺周辺は茅葺屋根が似合う<br> 質素な雰囲気
食堂、お土産屋が多く
嵐山よりすいていた。
桜、紅葉シーズンの昼食時
嵐山は凄い混雑
駐車待ちに食堂行列はザラ




化野念仏寺前の町並み


3.化野念仏寺情報・滞在時間

拝観時間
9:00〜16:30(受付終了)

拝観料
大人500円
中高生400円
小学生以下無料

滞在時間
約30分だった

詳しくは
念仏寺公式サイト
で確認して下さい。

化野念仏寺へ行くには?
嵐山(渡月橋)から徒歩30分ほど
嵐山から歩くのもいいと思う。
途中
二尊院常寂光院
など風情ある寺院がある。


嵐山からの道中

路線バス
京都バスの鳥居本バス停ありそこから歩いて5分ほど
嵐山の他、京都駅や三条京阪から出ていた。

嵐山、高雄パークウェイの近くである。
念仏寺の駐車場はないが、入口付近に有料駐車場あり
07年3月現在で500円だった。ただし、私の利用した
駐車場は小さかった。




京都バス



3.化野念仏寺に訪れて(まわり方)

(参道から中に入る)
お土産屋や素朴さある町並みの通りから化野念仏寺の入口がある。
石畳の階段を登ったところにある門で素朴な構えであった。
多くの石仏や石塔を見る。
中はお墓が多く、境内の中心部に「西院の河原」というのがある。
西院の河原は五輪塔の中に8千体を数える石仏や石塔が並ぶ。
明治中期に化野に散乱したり埋没した石仏を集めたといわれている。
無縁仏となった石仏がぎっしりとあるのだ。
京都中心部のお寺とは異なった趣がある。
京都には美しい庭園を楽しむ寺院は多く
美しさを物語っていた。
しかし、念仏寺の雰囲気は全く異なり。
なんとも寂しい風景であった。

ぎっしりとつまった
8千にのぼる石仏や石塔は小さく、長い年月が経つにつれて無縁仏と化し
山野に散乱していたのだ。
ここはかつての風葬の地であることを印象付けさせてくれた。
六面六体地蔵
みず子地蔵と竹林の向こうにある六面六体地蔵
西院の河原よりちょっと奥に茅葺屋根の小さなお堂があり
みず子地蔵尊がまつられている。
その奥にきれいな竹林があり、そこをぬけると
墓地がある、そこに六面六体地蔵が置かれている。
「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人道」「天道」という六面から
なり、時計周りで水をかけながら地蔵尊の横に書いてある
呪文?を唱えながらまわるのだ。
周辺の様子
念仏寺周辺は風情ある素朴な町並みに、土産物屋、喫茶店、食堂もある。
念仏寺入口の通りは町並み保存地区となっており、昔ながら
を感じさせる、あじのある町並みだった。また、京都市街はずれの
山あいだけに、祇園の花見小路通りや四条河原の先斗町とは
違った趣があった。
8月に行われる千灯供養
化野念仏寺で有名な行事に千灯供養というのがある。
無縁仏にろうそくを灯して供養するのであり多くの参拝客や旅行者で賑わうという。
幻想的とも聞かれた。
8月23〜24日の17:30〜20:30までに受付が行われ料金は1,000円
予約は必要ないとも聞いたが混雑も予想されるし、今後の変更もありうるので
前もって最新の情報を確認してください。

念仏寺公式サイト







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(注意)
2012年までの旅行経験から2015年に作成しました。
状況が変化している場合や実際と異なる事もあるので
参考程度に自己責任で調査をしてください。