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目次
1.航空券の種類
(正規運賃・正規割引運賃・格安航空券)
(1)正規運賃
普通運賃(ノーマルチケット)といわれる。
その名のとおり普通運賃である。
基本的にシーズンや出発時間帯による料金変動はない。
IATA(国際航空運送協会)に加盟している航空会社共通のチケットだ。
メチャクチャ高い
国内線の場合
羽田空港~新千歳空港で片道38,000円位する。
7,000円をしたまわるLCC(格安航空会社)や往復航空券+ホテル1泊セットで
20,000円を下まわるフリープランがあると思えばいかに高いか分かるだろう。
国際線の場合
成田~パリ(フランス)で片道410,000円前後する。
往復10万円を下まわる格安航空券や
往復航空券+ホテル3泊セットで10万円程度のフリープランがあると思えば
驚くほどの高さだ。
結果 普通運賃を使う人はほとんどいないと言われている。
メリットがある。
融通が利く
航空会社の変更が可能、遅れそうになったとき連絡すれば変更してくれる。
国際線の場合、1年間有効 払い戻し可能
乗降り自由(一部、制限されることがある)
飛行機が欠航、遅延があった場合、割引チケットの人と比べ優先的に席を確保してくれる。
など
手数料はかかるものの乗り遅れても変更可能なこともある。
異常、ビジネスの場合 メリットはあると思われる
(航空会社により若干の違いがあったりLCCなどIATA非加盟の航空会社もあり変更不可なこともある。)
変更など融通がきく(新千歳空港)
長期滞在
観光目的の場合 普通運賃のメリットは低いように思えるが、そうでもない。
例えば
有効期間1年で変更可能なので長期滞在のとき便利なことがある。
さらに緊急時に割引チケットと比べ席は優先的にとれる。
途中降機の旅
チケットによるが例えば
東京からパリまで、上海とは香港、ハノイにバンコク
デリーにドバイなどあちこち途中降機の旅をすることもできるのだ。
有効期間も1年と長いので夢のような長期旅行も可能だ。
格安航空券でも降機ができることがあるが、経由地のみなど制限される。
例)中国国際航空で東京発北京経由パリ行利用、経由地の北京に降りられる等
途中 香港に立ち寄る
正規運賃ならビジネスクラスもチェックしよう
確か東京~パリの場合+2~3万円でビジネスクラスにすることができる。
エコノミークラスにちょっと足すと極上のビジネスクラスになるのだ。
詳しくはエコノミークラスとビジネスクラスの違い
ちょっとの追加でゆったりビジネスクラス利用
(2)正規割引運賃(PEX)
各航空会社による割引券
PEXといってもいろいろあり一概には言えないがザックリ言えば
各航空会社(もしくは協会など)が出す割引券だ。
JALのEconomy Sarver ANAのエコ割などといったものがある。
日本航空では正規割引航空券がよく紹介されている(ホノルル)
安い
例えば JAL Economy Sarverなど東京~パリ往復で10万円程度
正規運賃と比べると破格ともいえる安さになる。
値段は変動する
出発日や時間帯による変動がある。
例えば 年末、GW、お盆前など高くなるし
2月や6月の平日は安くなることが多い。
航空会社で直接購入できる。
航空会社が出すチケットだから、旅行会社はもとより
インターネットを通して直接航空会社で購入できるのだ。
各航空会社のサイトで調べてみよう。
条件を入力すれば普通運賃と正規割引が表示されることがある。
制約がある。
正規割引航空券といっても種類はいろいろあるが
基本的に安いチケットほど制約が厳しくなる
例えば
変更やキャンセル不可 もしくは多額のキャンセル料がかかる。
変更する場合もキャンセル扱いになる。
有効期間が短い(例えば30日とか3ヶ月以内など)
日本航空 エコノミークラスの機内とホノルル線機内食
(3)格安航空券
ツアーのバラ売り
ツアー(団体旅行)のため旅行会社へ卸売をしたチケットをバラ売りしたもの
旅行会社で購入
直接航空会社では買えない。旅行会社で購入することになる。
正規割引航空券以上に安いことも
インターネットで航空券の検索をすると東京~パリ 往復2万円など
驚くほどの破格である。実際 その他手数料はかかるものの7万円とか8万円とか
制約がある
正規割引航空券でも紹介したとおり、変更不可 キャンセル不可
高いキャンセル料といった制約がある。
安いものだと正規割引よりも厳しく 有効期間が14日間などがある。
また、正規割引航空券以上に値段の変動幅は大きい。
航空会社未定
インターネットで安い航空券を検索すると「航空会社未定」というものが出る。
売れ残った格安航空券をさらに安く売るのだ。
出国帰国日を選択できるが、時間帯を選択することができない。
ただ、電話して聞けば教えてくれることもある。
経験上 最も条件の悪い時間帯
例えば 関西国際空港~台北(桃園国際空港)の航空会社未定を手配したら
関西国際空港 夜出発 桃園国際空港 早朝出発のデルタ航空であった。
桃園国際空港到着が深夜になったが安い!
経由便
ヨーロッパなど長距離フライトだと経由便の格安航空券をさらに安く
売り出すことがある。
例えば
北京経由の中国国際航空
バンコク経由のタイ国際航空
ドバイ経由のカタール航空など
不便に思えるが、乗り継ぎ時間は短くなっていることもあり
例えば 直行便が12時間に対し15時間位といったところ
それで5万円も安いならチェックする価値はあるかも?
ただ、乗り継ぎ時間が早朝や深夜ということはある。
中国国際航空 北京経由でヨーロッパへ向かう
(4)なぜこんなに差があるの?
(格安航空券の歴史)
とにかく確実に席を埋めたい
航空会社としては、確実に席を埋めたいのだ。
話によると赤字を出さないために70%以上は埋めたいとのこと
なので、安くする代わりにキャンセルができない。又は
高いキャンセル料を設定している。
昔は自由に運賃設定ができなかった。
格安航空券ともなれば 正規運賃と比べ
10倍位異なることがある。
定かではないが 昔は航空会社は自由に航空運賃を
設定(変更)することができなかったらしい。
確かに
シーズンは発着空港によって値段を変えてしまえば公平性は保てない。
しかし、航空会社にとっては利益が出ない。
よって旅行会社のツアーという名目で大量のチケットを安く卸売
旅行会社から格安航空券を販売しいたとか?
輸入航空券
まだ格安航空券が一般的でない時代、1990年台前半までだったと思う。
格安航空券の説明とそれを取扱う旅行会社を紹介する本が売られていた。
当時はJTBや日本旅行といった大手旅行会社で格安航空券は売られず
HISもほとんど無名だった時代だ。
その時、バンコクなど海外の旅行会社の紹介もされていた。
海外で購入し輸入した方が安いこともあったのだ。
今思うと格安航空券の原型だろうか?
HIS=格安航空券?
その後 格安航空券が一般化してその販売会社としてHISが知られるようになる。
当時 アメリカやオーストラリアのツアーは30万円位していた時代に
98,000円の格安航空券を見て驚いたのを覚えている。
今や全国的に有名なHIS かつて格安航空券販売で知られていた!?
現在の格安航空券
航空会社でも運賃設定ができるようになったことLCC(格安航空会社)
の誕生などで、昔ほど格安航空券のメリットは下がったように思える。
ネットで安い航空券を調べると、それが正規割引航空券だったこともある。
しかし、オフシーズンでは正規割引より安く売り出すことがあり
チェックする価値はある。
次の
「2.ネットでお得に航空券やフリープランを手配しよう。」
で紹介します。
これからも格安航空券をチェックする価値はあるだろう。
2.ネットでお得に
航空券やフリープランを手配しよう。
(1)国内線はフリープランやLCCがお得!?
旅行会社のサイトでフリープランというのを検索してみよう。
成田空港発 LCC(格安航空会社)利用新千歳1泊2日13,500円などというプランがある。
JAL利用でも25,000円など往復航空券より安い値段でホテル1泊セットになるのだ。
1泊5日などもある
北海道1泊2日は短いし道内周遊をしてみたい。
そのときは1泊5日というプランもある。
1泊のみホテルセット あとはフリー
最初の1泊は札幌のビジネスホテルに泊まり
他の日はレンタカーや鉄道で自由に周遊することができる。
最長1泊14日もあった。
LCCが飛ばない地方空港はフリープランがいいことも(稚内空港)
オフシーズンは狙い目
ハイシーズンはフリープランも高く、直接LCCで航空券を買った方が安いことも
しかし、オフシーズンはLCC利用のフリープランもかなり安く設定することがある。
LCC(格安航空会社)でチケットを購入
ジェットスターやバニラエアー、ピーチエアラインなどLCC(格安航空会社)
直接LCCのサイトを開いてチェックしてみよう!
条件を入力すれば空席や運賃が表示される。
LCCでお馴染みジェットスター
機内の様子 そんなに悪くはない
(2)短距離国際線はフリープラン、格安航空券、LCCがお得!?
旅行会社のサイトでフリープランを検索しよう
ソウルや台北、グアム、上海、香港、バンコクといった3~4日位で楽しめる
短距離国際線 旅行会社のサイトでフリープランをチェックしよう。
ソウル3日間22,500円なんてプランなど
往復航空券+ソウル市内のビジネスホテル2泊セットでこの価格
海外ともなれば、いろんな手数料はかかるが それでも3万円台だろう。
格安航空券をチェックしよう
海外フリープランでは国内みたいに1泊5日というのは見かけない。
つまりホテル4泊もセットされてしまい。仮にホテルに泊まらなくても安くはならない。
また、2人1部屋で考えていることが多く1人参加だと追加料金がかかることも
その場合は旅行会社を通して航空券をチェックしよう。
LCCの格安航空券が往復6,500円などで売られることがあった。
オフシーズンは特に狙い目、LCCのサイトを開く前に
旅行会社の航空券をチェックしたい。
ノースウェスト航空の格安航空券で香港へ
LCC(格安航空会社)でチケットを購入
ソウルや台北など短距離フライトは国際便もLCCが多い
直接LCCのサイトでチェックするのもいい。
ハイシーズンなど旅行会社を通すより、直接LCCでチケットを手配
した方が安いことがある。
韓国のLCC チェジュ航空
(3)長距離国際線はフリープランや格安航空券がお得!?
旅行会社のサイトでフリープランを検索しよう
パリやローマ、ホノルル、ロサンゼルスといった所
最低6日は滞在したいエリア
旅行会社のサイトでフリープランをチェックしよう。
パリ6日間で59,800円なんてプランがある。
往復航空券+パリのエコノミーホテル4泊セットでこの価格
海外ともなれば、いろんな手数料はかかるが それでも10万円台だろう。
格安航空券をチェックしよう
海外フリープランでは国内みたいに1泊5日というのは見かけない。
つまりホテル4泊もセットされてしまい。仮にホテルに泊まらなくても安くはならない。
また、2人1部屋で考えていることが多く1人参加だと追加料金がかかることも
それにヨーロッパは周遊型の旅行を好む人も多いと思う。
その場合は旅行会社を通して航空券をチェックしよう。
パリ往復3万円など驚くほどの価格で売られている。
手数料を含めても10万円しないだろう。
パックツアー
ハワイは1~2個所滞在型の旅行が多く、フリープランが人気
しかし、ヨーロッパは数都市や数ヶ国まわる周遊型の旅行をする人が多い。
さらに、それなりの高度な知識が求められるや物価の高さから
添乗員同伴のパックツアーがお得なこともある。
イタリアへ向かうアリタリア航空
3.いつごろに手配する
(1)長距離は早めにしたい
一概にはいえないが
例えばGWや夏休みシーズン、年末など早いうちに予約が必要
また、確保できる席が少ないことなど安いチケットの方が早く売り切れる傾向があり
一概にはいえない。
自分の経験からまとめると
夏の初め(7月上旬~下旬)クリスマスちょっと前(12月20~25日)
あたりの週末に手配した経験から
インターネットで最安値の航空券を調べ、空席があるか確認したところ
台湾や韓国といった近場は3週間前でも手配できた。
国内線でも新千歳や那覇線などのチケットも3週間前でも手配できた。
ヨーロッパの場合 2ヶ月前に確認したところ、
北京などの経由便は満席と言われたことがあった。(北京~ヨーロッパ便がとれない)
割高であるが日本航空直行便の正規割引航空券はあるとのこと
年末や夏休みのハワイなど2ヶ月前は厳しい状態であった。
(2)ハイシーズンならビジネスクラスも考えたい
ビジネスクラスチケットがお得なことも!?
ちなみにビジネスクラスの格安航空券もあり
エコノミークラスと比べシーズンによる変動は少ないように思える。
さらにエコノミークラスの安いチケットはすぐ満席で高いチケットしかない。
結果、エコノミークラスもとあまり変わらない値段でビジネスクラスが取れることがあった。
詳しくはエコノミークラスとビジネスクラスの違い
ハイシーズンはビジネスクラスも狙い目!?