フランス旅行より  パリの交通

RER(高速郊外鉄道)を利用しよう!

ベルサイユ宮殿にシャルル・ドゴール空港など
パリ郊外へ行く場合、便利なのがRERである。
地下鉄と比べ難しい点もあるが、利用できれば
より効率的なパリ観光を楽しめる。


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パリ郊外へ行くのに便利なRER


目次
(クリックするとジャンプします)


1.地下鉄(メトロ)とRERの違い

2.RERの利用方法

3.さらに上手な利用方法









1.地下鉄(メトロ)とRERの違い
14路線ある地下鉄と5路線あるRER

ガイドブックなどでパリの地下鉄路線図を見ると
地下鉄(メトロ)とRERに分かれている。
地下鉄は1〜14まで14路線あり、RERはA〜Eまで5路線あるのだ。
パリ中心部は混在しているので分かりにくいように思えるが
M(地下鉄)、RERと分かりやすく表示されてあった。


RERと表示してある


パリ中心部の移動は地下鉄が便利
地下鉄はRERと比べ駅と駅との距離が短く
地下鉄5駅=RER2駅位だ。
さらに
14路線と路線数が多く約5分間隔と頻発している。
ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館にエッフェル塔、モンマルトルなど
パリ中心部のちょっとした移動なら地下鉄が便利
地下鉄の方が利用しやすい
便利なのは運賃均一(1.8ユーロ)
さらにRERの場合は郊外へ出ると枝分かれするので
注意しないと乗り間違えることもある。
さらにRERと比べ治安がいいように思えた。

詳しくは
地下鉄を利用しよう


パリ郊外へ行くのはRER
パリ中心部からベルサイユ宮殿やパリディズニーランドなど
郊外へ行く場合はRERが便利である。
ドッシリした車両 シートも比較的ゆったり
駅間も長く、スピード感、安定感がある。
2階建て車両でシートも比較的ゆったり
地下鉄が普通列車なら特急列車に乗った気分だった。

RERの注意点
・運賃均一ではない。
目的の駅まで切符を買う必要がある。
(日本のように乗り越し清算という習慣がないので罰金となる。)

・途中で枝分かれしている
乗り間違えのリスクがある。
距離も長いのでとんでもない方向へ行ってしまうこともある。
乗り間違えると時間のロスも大きいし不慣れな海外不安も大きい。

・治安が悪い
地下鉄以上に治安が悪いように思えた。

詳しくは
RERの利用方法
にまとめました







2.RERの利用方法
基本的には地下鉄と同じだが
注意したい点もある。


1.まずは路線図を確認

大体のガイドブックには路線図が掲載されているし、駅にもある。
RER A(RERのA線)というように分かりやすく表示されているはずだ。
目的地の確認をしたい
先にも述べたとおり、途中で枝分かれしている。
路線図を見れば分かると思うが
同じA線でもA1とかA2というように分かれている。


地下鉄とRERの路線図
(分かりやすい)


2.切符を購入

パリ市内ならメトロと同じ切符だ。(1.9ユーロ)
ただし、メトロは均一運賃に対し
RERは郊外に出ると、その分運賃は上がる。
目的の駅まで購入しよう。
先にも述べたが乗越清算という習慣はない。
つまり
目的の駅まで切符を買ってないと運賃+罰金をとられる。
おそらく+30ユーロ以上になろう。
窓口で購入した
日本同様、券売機があるのでそれで切符を購入するのが一般的
心配ならば窓口での購入もいいと思った。
例えば、ベルサイユへ行くなら紙に(Versailles.R.G)
とでも書いて見せれば購入できた。
確か
パリ中心部からベルサイユまで3.35ユーロとのこと


窓口で切符を購入した。

3.ホームへ向かう
自動改札機に切符を入れてホームへ
RER AとかCというように分かりやすい表示板があったので
路線を間違えることはないだろう。
列車の目的地を確認
先にも述べたとおり、RERは途中で枝分かれしている。
さらに同じホームで行先が違う列車が出ることが多い。
表示板を見ると出発時間と行先が表示されているので確認をしよう。
例えば
ベルサイユへ行く場合は
13:18 Versailles.Rive.Gauche(13:18発 ベルサイユ行)
という具合に表示されている。
途中で終点!?
目的の駅に着く前に終点ということがあった。
後続の列車に乗ればいいのだが言葉が通じない海外
少々不安になるかもしれない。


列車が到着
(乗り間違えないようにしよう)


4.乗車する
RERに乗車、2階建て車両が多くシートもゆったり、
地下鉄と比べ、安定感やスピード感もある
途中から地上に出るので眺めもいい。
さらに、地下鉄と比べすいていることも多いのだ。
降りる駅に注意
車内放送はない(あってもフランス語分からない)
路線図を見て今の場所、あと何駅で到着するか確認したい。
ちなみに
パリ中心部からベルサイユまで30分位だった。

  
車内の様子                          風景を楽しむ

5.目的地に到着
下車する。自動ドアではなく押しボタン式も多いので
終点や主要な駅でない場合は注意しよう。
自動改札機を抜ける
地下鉄の出口に改札機はないが、RERは出口にも改札機がある。
切符をなくさないようにしよう。
地下鉄も時々検札があるのでなくしてはいけない。

  
駅に到着                            改札口の様子

6.その他
治安が悪い

経験上、地下鉄と比べ、RERの方がすいていることが多い反面
治安が悪いように思えた。
特に夜など暗く人気がない。(昼間でも暗い所があったが)
また
落書きだらけでゴミが散乱なんて所もあった。
実際、シャルルドゴール線などスリが多いなど聞いたことがある。
神経質にならなくても不安なら夜間の利用は控えた方がいいだろう。



3.さらに上手な利用方法
さらに上手なRER利用方法

メトロとRERの乗継

1回券=90分有効
パリ市内の移動ならメトロ RER、路線バス トラム
と全て同じチケットで均一料金である。(1.9ユーロ)
ちなみに1回券というより90分有効券といった方がいいだろう。
最初の改札から90分有効券である。つまり
有効時間内なら乗り換えが可能なのだ。
地下鉄(メトロ)とRERの乗継可能
注意したいのは何でも乗継可能ではなく
バスとトラム、メトロとRER間などの乗継可能
さらに
メトロなど一度 外に出ると90分以内でも無効になるとか?
少々ややこしい
いずれにせよ、メトロとRERの乗継をしてみたが可能だった。
(それも乗継のとき一回外へ出た。)
地下鉄(メトロ)からRERに乗り換えて郊外へ出る場合
RERでパリ郊外(ゾーン1以外)へ行く場合は運賃があがる。
なので
パリ市内でメトロからRERに乗り換えて郊外へ行く場合
その都度、切符を買うのではなく
最初に目的の駅までチケットを購入して
メトロからRERに乗り継ぐという方法があるようだ。
1枚の切符でよく安上がり
ただし
メトロの駅では郊外までの切符が購入できないことがあるので
やむなく
メトロとRER別々に切符を買うこともあるようだ。
いずれにせよ
乗越清算という習慣がないので
目的の駅までしっかりと購入する必要がある。


地下鉄(メトロ)


フリー切符を利用する
Mobilis(モビリス)
モビリスというフリー切符
地下鉄(メトロ)やRER、路線バス、トラム、深夜バスなど利用可能
例えば
1〜4ゾーン内有効で1日11.5ユーロだった。
ベルサイユは4ゾーンなので可能だ。
ベルサイユまで往復6.7ユーロなので
ベルサイユまでの往復+地下鉄3回利用で元がとれる。

チケットの種類やゾーンについて
詳しくは

地下鉄を利用しよう
を参考にしてください。


ユーレイルパス利用可能なことも
RERはフランス国鉄(SNCF)とパリ交通公団(RATP)が運用
SNCFが運用している線はユーレイルパスの利用が可能だ。
確か
A線は全線不可
B線はシャルルドゴール空港から北駅まで可能
C〜E線は全線可能だった。

ベルサイユへは往復切符がいい?
世界的にも有名な観光スポット「ベルサイユ」
RERのVersailles.R.G駅のチケット売り場は混雑していることが多い。
最初に往復で買った方がよかった。


ベルサイユ宮殿にて


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(注意)
08年7月のフランス(ヨーロッパ)旅行経験とその後の調査による。
主観的な内容も含まれており、人による視点に違い
状況の変化、その他、実際と異なることもあります。
参考程度に、自己責任のもとで調査をしてください。