1.ヴェリブ Velibとは?
パリのレンタサイクル
もともとパリの渋滞緩和のために2007年に市が導入したものである。
今や街の1,500ヶ所以上にヴェリブのパーキングがあり
好きなところで借りて返却することができる。
元の場所に戻す必要がないのだ。
街中にヴェリブのパーキングを見かけた
便利、安い、言葉の心配もいらない!?
便利
ルーブル美術館やノートルダム大聖堂、凱旋門にエッフェル塔など
パリは多くの観光スポットが集中している。
歩くにはちょっと面倒
地下鉄や路線バスは待ち時間や乗り換えの手間がかかる。
自転車は距離的にもちょうどいいのだ。
また、街中なら約300mおきにパーキングがあり
どこで借りても返してもいい。
街中で気に入ったカフェやマルシェ(市場)を見つけたとき立ち寄ることもできる。
さらに24時間利用可能というのもいい。
裏道でも入れるのがいい
安い
基本料金は1日1.7ユーロ 7日間で8ユーロ
30分以内なら追加料金はかからない。
それを超えた場合
31~60分で1ユーロ
61~90分で2ユーロ
それ以上で30分ごとに4ユーロの追加料金というしくみ
しかし
約300mおきにパーキングがあるので、30分も乗り続けることはないだろう。
つまり
1日1.7ユーロで利用できるのだ。
地下鉄や路線バスが1回1.9ユーロと思えば安い。
空きスペースがない場合
15分の延長が可能だ。
次の「2.ヴェリブ Velibの利用方法」で説明する。
言葉の心配はいらない!?
基本的にパーキングは無人で
ボルヌ(Borne)という券売機で手続きをする。
日本語選択可能なボルヌもある。
2.ヴェリブ Velibの利用方法
まずは登録をする
ヴェリブのパーキングへ行くとボルヌ(Borne)というという券売機のようなものがある。
そこで登録をする。
ちなみに
ICチップ付のクレジットカードが必要(VISA、MASTER、JCBなど)
(1)言語の選択ができる。
日本語を選択できることが多い
(2)次に1日とか7日かを選択する。
1年というのもあるが一般の旅行者なら1日か7日だろう。
(3)利用規約の表示
利用できるクレジットカードの種類とその他利用規約のようなものが表示される。
150ユーロの保証金が課せられることも書いてある。
ただ、自転車の破損とか紛失とかなければ課かせられない
(4)クレジットカード番号を入力
クレジットカードを挿入し4桁のカード番号入力
Vボタンを押す。
(5)レンタル暗証番号の入力
次にレンタサイクルの暗証番号(4桁)を入力 Vボタンを押す。
自転車を借りるとき必要になる番号なので忘れないようにしよう。
確か確認用か2回押したと思う。
(6)登録カードがプリントアウトされる
その後 8桁の番号が入った登録カードがプリントアウト
(7)登録終了!
この登録カードの番号も自転車を借りるとき必要になるので紛失しないようにしよう!
これで終了なら確か赤表示のAボタンを押す。
(8)自転車を取り出す
そのまま自転車を借りる場合は
Take a bike immediatelly を選択
4桁のレンタサイクルの暗証番号を入力したVボタンを押す
次はパーキングにある使用可能な自転車が表示されているので
(9)好きな番号を選択 1分以内に自転車を取り出す。
ここから30分は利用料金はかからないが
それ以上になると30分ごとに1、2、4ユーロと加算されるので注意しよう。
取り出すときはスタンドのボタンを押すのだ。
取り出せなければ 2~3分ほどたって再度やり直しとのこと。
ここで登録をする
自転車を返却
緑のランプに点灯したことを確認する
借りたところでなくてもいい。ヴェリブのパーキングを見つけて
スタンドに押し込むのだ。押し込んだときランプが緑色に点灯されたことを確認
赤の表示なら返却したことにならず利用料金が加算されてしまうのだ。
ランプが赤から緑に変わることを確認
満車(空きスペースがない)の場合
パーキングに空きスペースがない場合は
このパーキングのボルヌに登録番号(確か8桁の番号)を入力すれば
さらに15分間無料時間が延長 周辺のヴェリブのパーキングの案内あり
次のところも満車なら登録したら15分追加料金不要とのこと
再度自転車を借りる
8桁と4桁の登録番号が必要
プリントアウトされた8桁の番号と4桁の暗証番号を入力
先と同じ要領で借りるのだ。
注意点
返却されていない
返却するときスタンドを押し込み カチャッと音がしてランプが緑に変わったことを確認しよう。
そうしないと返却と認識されないのだ、認識されなければドンドンと利用料金があがり
100ユーロとか150ユーロとなってもおかしくないだろう。
パンクなど
海外のレンタサイクルでパンクをした経験がなんどかある。
自転車を出すときパンクやその他故障がないかを確認しておこう!
なお、故障してある場合 ハンドルの向きが逆になっていることがある。
パリのサイクリングについて
歩道は走らない
パリの場合 日本以上に自転車のルールは厳しいと思った方がいい。
まず注意したいのは 自転車は車両なので車道を走るのだ。
日本みたいに歩道を走ってはいけない。
ただし、自転車マークの入った自転車専用道路ならOK
あと、右側通行なので車道の右側となる。
他にも 一方通行の逆走も禁止されているのだ。
基本的に車を運転しているのと同じだと思った方がいいのだ。
年齢制限
13歳以下使用不可 14歳から18歳までは保護者の承認が必要
また身長150㎝以上 体重120㎏以下であること
パリの街をサイクリングしよう