京都旅行より
比叡山 延暦寺
京都の北東部に位置する比叡山 延暦寺
1200年以上昔 伝教大師最澄が開山した天台宗お寺
日本仏教の母山として法然や日蓮など数多くの名僧も
比叡山で学んでおり、現在も厳しい修行場として有名だ。
比叡山 延暦寺についてまとめてみました。


森に囲まれた参道(横川) 総本堂「根本中堂」 比叡山山頂から琵琶湖を望む
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比叡山 延暦寺とは?
京都の北東部に位置する山
下の地図を見て分かるとおり京都から見て北東に位置する山
ちょうど滋賀県との堺に位置しており、山の上からは京都と琵琶湖
を眺めることができる。詳しくは延暦寺は滋賀県 大津市になるので
滋賀県や琵琶湖のガイドブックで紹介されていることも多い。
比叡山 延暦寺の場所
比叡山の歴史
1200年以上前 最澄が開山
古来から信仰の山として歴史の残されている。
そして788年 伝教大師 最澄が一乗止観院(いちじょうしかんいん)という小さな寺院は建立
歴史の教科書にも紹介されているように有名になったのは平安時代(794年〜)
平安京が造られるとき 鬼門にあたる北東部を守る国家鎮護のお寺とし栄えたことである。
桓武天皇からも高い信頼を受けてきた。
日本仏教の母山
天台宗のお寺で
法然 日蓮 道元 一遍 親鸞 など各宗派の開祖など数多くの名僧が比叡山で修行をしたことから
日本仏教の母山とも言われている。
参考に
東塔に建つ大講堂には比叡山に係わりのある方の肖像画が掲げられていた。
比叡山の焼き討ち
僧兵とか寺社勢力という言葉があるように比叡山の勢力が高まっていき
朝廷をも脅かすこともあった。そして1571年織田信長により延暦寺を焼き討ちにあい
多くの僧や僧兵らが殺害されたという。
その後
豊富秀吉や徳川家康らにより各坊は再建された。
参考に
滋賀県側から比叡山へ登る坂本ケーブルの線路沿いに霊窟という洞窟があり
多くの石仏が祀られている。焼き討ちのとき犠牲になった人々を供養するために
刻まれた石仏と言われ。ケーブル建設時に発掘されたものを一箇所に集めたという。
ユネスコ世界遺産に登録される
明治になり廃仏毀釈や神仏分離令による仏教弾圧の苦難の歴史を乗り越え
1994年にはユネスコ世界遺産に登録される。
比叡山を開山された伝教大師の像
(峰道ドライブインにて)
比叡山 延暦寺はこうなっている。
比叡山内に建つ150ほどある堂塔の総称
比叡山 延暦寺といっても広くてピンと来ない場合がある。
まず延暦寺とは比叡山の山中にある150ほどの堂塔の総称である。
ほとんど山に囲まれているものの敷地は広大で
端から端まで歩くのに山道を1時間以上は歩くことになろう。
東塔(とうどう) 西塔(さいとう) 横川(よかわ)の3つに分かれている。
延暦寺を大きく分けると 東塔 西塔 横川という3つのエリアに分かれている。
その3つをエリアをまわることを三塔巡拝といい。
遊歩道(というか山道)が整っているので歩いてまわることもできるが
シャトルバスも出ているしドライブウェイもあるので
短時間の移動も可能である。
なお
延暦寺の中心となるのは総本堂がある根本中堂が建つ東塔である。
詳しくは
ページ下の「比叡山 延暦寺のまわりかた」で紹介します。
比叡山 延暦寺の地図
(東塔 西塔 横川に分かれる。)
比叡山をまわるのに必要な時間(滞在時間)
比叡山といったも広くまわりかた次第で滞在時間は大きく異なるもの
経験と調査からだいたいの滞在時間についてまとめてみました。
東塔をまわるだけなら1時間〜1時間30分
バスや車 ケーブルカーなどで東塔まで行き 根本中堂や大講堂とその周辺を
まわるだけなら1時間もあればいいと思う。比叡山まで訪れてそこだけは
ちょっともったいない気がするが東塔だけでも比叡山の雰囲気を満喫できるはずだ。
東塔だけでも比叡山 延暦寺を満喫できる。
(法華総持院)
シャトルバスや車(レンタカー)で
三塔巡拝をするなら3時間〜4時間はほしい
東塔、西塔、横川の三塔をまわる場合
東塔で1時間 西塔と横川で45分
車(レンタカー)での東塔〜西塔の移動時間5分 西塔〜横川で10分
往復30分で3時間ということになるが、
エリア内の歩く時間もありちょっと慌しいかもしれない。
もし 食事や買物などするならその分時間もかかる。
シャトルバスでの移動なら待ち時間もあるのでその分時間かかろう。
例えば
バスの場合
JR京都駅からバスで延暦寺へ行き三塔めぐりをして戻る場合
JR京都駅を8:30に出発したら 渋滞に巻き込まれなくスムーズに行って
駅に着くのは15:30とか16:30となろう。
ほぼ1日となる。(急げば別だが)
車の場合は
京都中心部(駅ではない)から30分位で着くので半日程度でまわれるかもしれない
渋滞に巻き込まれた場合など不明だが
三塔めぐりをする
(西塔 釈迦堂にて)
ハイキングをしながら心ゆくまで楽しむなら1日
東塔〜西塔〜横川 そして山頂と自然歩道が整っている。
東塔から横川まで約5kmあり 整備されているとはいえ山道
アップダウンもあるのでゆっくり歩くと2時間弱はかかろう。
朝一番の坂本ケーブルカで琵琶湖側から登る8:11に延暦寺に到着
徒歩のみで三塔+山頂をちょっと見てケーブル乗場に着いたのは16:00頃だった。
普段運動していなければ体力的にもきつく筋肉痛になるかも?
片道 シャトルバスに乗るなど工夫をしたい。
自然歩道を歩くのもいい
(西塔と横川の中間点 玉体杉からの眺め)
宿泊する。
東塔には延暦寺会館という宿泊設備があり
精進料理を味わったり座禅体験などできる。
宿泊してゆっくりとしたひとときを過ごすのも
また、朝の比叡山や静かで気持ちがいいものだ。
延暦寺会館にて
早めに行動を
16:00(冬には15:30も?)には閉じてしまうお堂もあるので
早めに行動したい。まわるのに意外に時間がかかってしまうこともあった。
比叡山 延暦寺情報
拝観時間
お堂やシーズンによるが
開門は8:30〜9:00
閉門は15:30〜16:00
といったところか?
修行(厳修)のため一部 入堂できないお堂があったり
静かに参拝する必要もある。
拝観料金
三塔共通
大人550円 中高生350円 小学生以下無料
三塔共通+国宝殿
大人 1,000円 中高生550円 小学生以下のチケットなし
国宝殿のみ
大人450円 中高生 200円 小学生以下100円
国宝殿(宝物館)は東塔 第1駐車場に入った所に確認した。
各塔の入口には受付があり拝観料を払うとチケットと地図をもらえる。
三塔共通の場合東塔で購入し西塔や横川に入るときはチケットを見せればいい。
失くさないように注意しよう。
(お堂の中にチケットが落ちていることがあった。)
比叡山の行きかた。
場所は山の上にあるのでちょっと気軽に といった雰囲気ではないが
アクセスはよくいろんな交通機関がある。
いくつかをピックアップしました。
定期観光バス
比叡山 延暦寺へは個人でも行けるが、
その土地に不慣れな旅行者にとっては道に迷ったりして疲れることも多い。
そこで便利なのが定期観光バス
JR京都駅鳥丸口前から出ていた。ゆったりと座っていけるのでいい。
比叡山に訪れるツアーはいくつか確認した。目立ったのが大原三千院+比叡山
7時間かけて根本中堂や大原散策を楽しむ。
インターネット予約が可能で値段は7,000円弱だった。
JR京都駅前(烏丸口)から定期観光バスが出ていた。
京都から路線バス利用
JR京都駅(鳥丸口)や三条京阪、京阪出町柳から
東塔や比叡山山頂へと向かうバスが出ていた。
運賃はJR京都駅(鳥丸口)や三条京阪から片道800円
時間は京都駅から山頂まで80分程度 三条京阪から60分程度となっていた。
京都から叡山ケーブルとロープウェイを利用
出町柳駅から叡山電鉄で八瀬比叡山口(約14分)
「路線バスもでている)
↓
八瀬比叡山口から叡山ケーブルとロープウェイに乗り継いで 比叡山山頂(約20分)
という方法
出町柳まで京阪電鉄を利用すれば
渋滞の心配がないのが嬉しい。
(比叡山1dayチケット!)
ちなみに
叡山ケーブル 往復1,040円
叡山ロープウェイ 往復600円
そこに
叡山電鉄やら京阪電鉄の運賃を加えれば
京都駅から路線バスを利用した方が安い
そこで便利なのが
比叡山1dayチケット
例えば
祇園四条から京阪電鉄で出町柳
出町柳駅から叡山電鉄で八瀬比叡山口
八瀬比叡山口から叡山ケーブルとロープウェイに乗り継いで 比叡山山頂
さらに
比叡山内のシャトルバス乗り降り自由で1,720円(小児半額)
正規料金のほぼ半額
さらに入場券や食事喫茶などの優待券やクーポン券が付く
中之島やなにわ橋など大阪方面からのチケットもある(確か2,000〜2,070円程度だった。)
割引券なので制約があるかもしれません
最新の情報で確認してください。
出町柳駅から叡山電鉄 ロープウェイで比叡山山頂へ
琵琶湖方面から坂本ケーブル利用
東京 名古屋方面から便利
滋賀県の比叡山坂本から坂本ケーブルで比叡山へ向かう方法
80年以上の歴史があり2025mの日本一長いケーブルカー
シーズンによるが
始発は8:00〜8:30
最終は16:30〜17:30
30分に1本(00 30分発)
運賃は
片道
大人840円 小児420円
往復
大人1,570円 小児790円
自分の場合
比叡山だけを目的としていたので
琵琶湖大橋を渡り 比叡山坂本の観光駐車場(無料)に車をとめて
坂本ケーブル利用した。
坂本ケーブルで比叡山山頂へ
車(レンタカー)利用
比叡山ドライブウェイ 奥比叡ドライブウェイ
延暦寺へ行くには比叡山ドライブウェイもしくは奥比叡ドライブウェイを通ることになる。
延暦寺東塔を境に南側(田の谷ゲート、京都市街や大津市街方面)へは比叡山ドライブウェイ
北側(仰木ゲート、琵琶湖大橋方面)へは奥比叡ドライブウェイとなる。
125cc以下の二輪車は通行不可
田の谷ゲート・・・(比叡山ドライブウェイ)・・・延暦寺東塔・・・(奥比叡ドライブウェイ)・・・仰木ゲート
(延暦寺東塔手前に山頂へ向かう道(比叡山ドライブウェイ)もあり
通行料
(小型普通車)
田の谷ゲート→延暦寺東塔(又は山頂)→田の谷ゲート
1,620円
田の谷ゲート→延暦寺東塔 西塔 横川→仰木ゲート
2,320円
仰木ゲート→延暦寺東塔 西塔 横川→仰木ゲート
3,000円
クーポン券
インターネットで調べるとドライブウェイのクーポン券が出ることあり
プリントアウトすると
3,000円が2,000円になることがあるようだ。
駐車場は無料
ドライブイン沿いには駐車場もあり無料であった。
ドライブウェイ営業時間
シーズンによるが
7:00に開き(冬期は9:00)
23:00とか24:00(冬期は20:00 12月31日は深夜営業)
といったところ、また天候により変更もあるとのこと
24時間営業ではない。
レンタカーもよく見かけた。
休日に比叡山に訪れたとき、駐車場にはレンタカーの「わ」ナンバー
もよく見かけた。渋滞に巻き込まれなければ短時間でまわれる
レンタカーは便利だし、ドライブインから琵琶湖が見えたときは感動だ!
駐車場を確認
(東塔第1駐車場)
比叡山 延暦寺のまわりかた
先にも述べた通り延暦寺といっても広い。
まわりかたとしてはシャトルバス 車(レンタカー) タクシー 徒歩が考えられる。
なお、塔内の移動は徒歩となる。それほど距離はないがアップダウンはある。
比叡山 延暦寺の地図
シャトルバスを利用
比叡山山頂〜東塔〜延暦寺バスセンター(東塔第1駐車場)〜西塔〜峰道(ドライブイン)〜横川
各塔や比叡山山頂、峰道など主なスポットをカバーしているシャトルバス
東塔から横川も徒歩なら2時間弱はかかる(急いでも1時間30分弱位)ところ
シャトルバスなら15分程度で着いてしまうのだ。
昼間でだいたい30分に1本位出ている。
運賃
いくつかピックアップすると
東塔〜西塔 片道220円
東塔〜横川 片道 650円
また1日乗り放題が800円で売られていた。
東塔〜横川往復すれば十分に元がとれる。
東塔〜横川 片道徒歩で片道バスなら普通運賃の方が安い気がするが
なんかもったいない気がする。
その人 個人の考えによろう。
比叡山 三塔巡りに便利なシャトルバス
車(レンタカー)
無料駐車場
車でドライブウェイを走ったことがないので何ともいえないが
ドライブウェイが有料の代わりに駐車場は無料だ。
ただ、横川などへいく場合 比叡山ドライブウェイから奥比叡ドライブインに入るので
追加料金がかかるのかな?ちょっと気になる。
徒歩
ハイキングの装備で
各塔へは自然歩道が整備されているうえに山の中を歩くので気持ちがいい。
ただ、舗装されていない山道であるので登山装備とまでいかないまでも
スニーカーなどハイキングをする装備で歩きたい。
また、アップダウンもあるので街中の道を歩くよりかは時間も体力も使う。
なお
東塔から横川まで約5km さらに山道 山頂を加えると
相当な体力を使うので普段運動したいないなら
片道シャトルバスなども考えた方がいいかもしれない。
自然歩道が整っている。
地図をもらう
拝観チケットの購入時 延暦寺の地図ももらえる。
徒歩に限ったことではないが重要になる。
とくに 塔や山頂の間を歩くとき 標識も沢山あるが
一歩間違えるととんでもないところへ行ってしまうのだ。
チケット購入時 諸堂めぐりと書かれた地図をもらえた。
食事 店 お土産・・・
東塔エリアには土産物屋に食堂 喫茶などもあり
シーズンによるかもしれないが比叡山山頂にもちょっと食べる所を確認
あとは西塔から東塔の道中に峰道レストランがあり土産物屋などあり賑わっていた。
自然歩道から峰道ドライブインに入る方法もあった。(歩道らしきもの確認)
ただ ドライブウェイを横切るので注意したい。
それ以外の場所で食事をするところは確認できなかったが
自動販売機があり 確か130〜150円 500ccPETで180円程度だった。
メニューによるがちょっとした食堂の昼食で1,000円前後かな?
あと 境内(塔内や山頂)にはあちこちにトイレがあり困ることはなかった。
天候
自分が訪れたときはだいたい晴れていたが、霧にまかれ
数m先も見えなくなることもあるらしい。
峰道レストラン 東塔第1駐車場近くの店と食堂
比叡山のみどころ
経験からおもなみどころをまとめてみました。
東塔エリア
根本中堂や大講堂
比叡山 延暦寺の中心となる。
最大のスポットは根本中堂である。浮き上がるような祭壇
内部は神秘的である。大講堂なども魅力
延暦寺会館
宿泊設備であり中はホテルのような広いロビーやフロント
売店や喫茶店などがあり
詳しくは下をクリック
↓
東塔 根本中堂の魅力
総本堂「根本中堂」へ向かう
西塔エリア
釈迦堂
東塔と比べると静寂な雰囲気
中心となるのが釈迦堂で古びた朱色の柱と暗闇の中から
薄く金色に輝く釈迦如来が印象的だ。
詳しくは下をクリック
↓
西塔「さいとう」の魅力
森の中から釈迦堂を見る
横川エリア
横川中堂
比叡山では一番の北側に位置する。
横川中堂がメインとなる。朱色のきれいなお堂であった。
そこから さらに谷へ向かって歩くが日蓮上人修行の地である定光院にも行ってみたい。
詳しくは下をクリック
↓
横川「よかわ」の魅力
横川中堂へ向かう
(朱色がきれい)
比叡山山頂
ガーデンミュージアム比叡とビュースポット
京都方面から叡山ロープウェイへ訪れるなら比叡山山頂を
通るはず、また、シャトルバスも出ているし駐車場もある。
かつては比叡山遊園地があったのだが閉園
現在は庭園美術館「ガーデンミュージアム比叡」がある。
また、山頂から眺める琵琶湖はすばらしい。
ガーデンミュージアム比叡入口
ビュースポット
琵琶湖や京都を眺める
京都と滋賀の境に位置する比叡山 ビュースポットも多い
例えば
比叡山山頂駐車場や峰道レストラン 坂本ケーブル延暦寺駅からの琵琶湖の眺め
遊歩道から京都北部を眺められるところもあった。
比叡山山頂から琵琶湖を望む
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京都旅行
(注意)
2011年10月の旅行経験から10月に作成しました。
状況が変化している場合や実際と異なる事も考えられるので
参考程度に自己責任のもとで調査してください。