京都旅行より 嵯峨野

愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)

嵯峨野の奥 山間に建つお寺 境内には
一般の人によって彫られたという羅漢様(千二百羅漢)
を見ることができる。ユニークな姿で立つ姿は微笑ましい
周辺の風景も魅力的である。



愛宕念仏寺
愛宕念仏寺入口














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愛宕念仏寺の場所
(嵯峨野の奥に位置する。)


愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)とは
幾度と荒廃を繰り返したお寺
760〜770年頃建立
大正時代まで東山の松原(現在の建仁寺や六波羅蜜寺)あたりにあったお寺

愛宕念仏寺は平安京が開く前 760〜770年頃に建立されたと言われている。
名前のの由来は愛宕郡に建てられたためといわれている。
鴨川の洪水で流され廃寺 千観によって復興
その後 鴨川の洪水で流され、廃寺になったが千観により復興900年代のことである。
なお、千観は常に念仏を唱えていたので念仏上人といわれ愛宕念仏寺となった。
しかしその後も荒廃を繰り返すが最終的には荒れてしまう。
大正11年に現在の地に移る。
大正11年に現在の地(嵯峨)に移築 復興を目指す
昭和56年から一般の参拝者による羅漢彫りをはじめる
なかなか復興がすすまず、昭和56年に一般の参拝者によって
羅漢を彫り 境内を羅漢様で充満させたいという発願
10年後には1200人もの参拝者によって彫られた羅漢様
千二百羅漢ができ法要を厳修した。

そういった歴史があるせいか独特の空気を感じさせた。

ちなみに
御本尊は千手観音である。


本堂(右)と羅漢さん



愛宕念仏寺情報
拝観時間

8:00〜17:00(閉門は15分前まで)
拝観料
300円
推定滞在時間
15分位?(個人差による)
山間に並ぶ千二百羅漢が魅力
あとは本堂などをまわる。
ゆっくりと見てまわるならそれなりに時間はかかると思うが
境内はあまり広くないためちょっとした拝観なら15分もあればいいと思った。
周辺の様子
(食事など)

愛宕念仏寺周辺は山の中であるがちょっと歩けば
鳥居本の町並みが見られる。嵯峨野らしい風情ある町並みが続き
そこにはお土産屋や食堂が見られた。
昼食に1,300円の湯豆腐定食を食べた。


化野念仏寺周辺まで行けば食堂やお土産がある。


愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)の行きかた
場所は嵯峨野でも山間に位置するが化野念仏寺から歩いてすぐのところ
嵯峨野めぐりの出発点(もしくは終着点)で訪れるもいいし
化野念仏寺と一緒に参拝するのもいい。
似たような名前だが雰囲気は違う。



行きはバスで帰りは歩き
嵯峨釈迦堂(清涼寺)まで30分ほど?

愛宕念仏寺を目的に訪れるというより嵯峨野めぐりで訪れる旅行者が多いと思う。
また、嵯峨野では一番奥に位置するので嵯峨野めぐりの
始発点として訪れるのがいい。

京都市街地から京都バスで愛宕寺前まで行き 愛宕念仏寺参拝後
化野念仏寺 二尊院 常寂光寺 落柿舎 清涼寺
嵯峨釈迦堂(清涼寺)などへ行き
そこから市バスなどで嵐山や京都市街地に戻るという方法がある。

町並みは風情あるし 道中 食堂に抹茶や団子を扱う茶屋に
コーヒーやケーキの喫茶店 お土産屋もあり旅行者を楽しませてくれる。

どこにも立ち寄らなければ清涼寺近くまで30分位で着くが
半日位かけてゆっくり歩いてみたいものである。

自分の場合
嵯峨釈迦堂(清涼寺)近くまでバスを利用し
愛宕念仏寺を目的に嵯峨野めぐりをしたが
愛宕念仏寺を始発にした方が下りであるうえに安心 確実とのこと



嵯峨釈迦堂(清涼寺)から嵯峨野めぐりをしながら訪れた


化野念仏寺より奥に建つ

京都旅行のガイドブックを開くと化野念仏寺までは紹介
されているが そこから奥は紹介されないこともある。
愛宕念仏寺は化野念仏寺よりさらに奥に位置する。
平野屋と一の鳥居まで200mすすむ
愛宕念仏寺から200mほど下ると
途中 平野屋という風情ある萱葺屋根の茶店 食堂がある。
400年もの歴史がある茶屋で鮎料理が有名
ついつい覗きたくなるような雰囲気だ。(料理や予約した方がいい)
その横には赤い鳥居 一の鳥居を見る


一の鳥居と平野屋
(そこから200mほど歩く)


バスで訪れる
京都バス(愛宕寺前「おたぎでらまえ)を降りてすぐ

片道はバスがいいと思う。愛宕念仏寺のすぐ前に愛宕寺前というバス停があるので
そこから乗車 京都バスで四条河原町方面は64 系統 JR京都駅方面は74系統(臨時94系統)「清滝行」
各系統 1時間に1本程度しか出ていなかったので
長い時間待たないためにも事前に時刻を確認した方がいい。
いずれも阪急嵐山に経由する。
JR嵯峨嵐山駅から訪れる場合
「野々宮」または「嵯峨小学校前」が最寄のバス停となる。



すぐ横にバス停があった。


車で訪れる

乗用車10台ほど停めることができる駐車場があり。



愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)に訪れて
実際に訪れてみての感想をまとめてみました。

入口は仁王門 静かな境内

山の中にひっそりと建つ仁王門に千手観音と書かれた提灯
化野念仏寺あたりまでは旅行者を見かけるが ここまで来れば
人もまばらだ。静かな雰囲気を楽しむことができる。

羅漢洞
仁王門をくぐり拝観料を払ってから右に曲がると羅漢洞 洞といっても建物だ。
釈迦の壁画や天井画が有名

羅漢洞
羅漢洞に入る


千二百羅漢
(おもわず見入ってしまう魅力)

羅漢洞をくぐると山の斜面にぎっしりと羅漢様を見ることができる。
愛宕念仏寺最大の魅力「千二百羅漢」である。
山の斜面をぎっしりと羅漢さんに埋め尽くされており何か不思議な空間に包まれるのだ。
他のお寺にはない魅力
(和ませてくれる)

本来仏像といえば硬いイメージを持つものだが、愛宕念仏寺の千二百羅漢は
一般の参拝者によって彫られたもの 苔むした石仏であるものの それぞれ異なる表情で
「本を持っていたり」 「カメラを構えていたり」「猫と遊んでいたり」
とそれぞれ思い思いの姿を見せてくれた。硬いイメージも吹き飛びついつい見入ってしまった。
千二百羅漢の後ろ
後ろも注目 おそらく彫った人の名前と彫った年が彫られている。
それも個性溢れる字である。

千二百羅漢 
千二百羅漢に心が和む


三宝の鐘

本堂をはじめ境内にはいろんな建物があるが
興味を注いだのが三宝の鐘 3つの鐘があり
それぞれ異なる趣があり 是非とも叩いてみよう。
静かな山の中を響き渡る。

三宝の鐘
三宝の鐘



愛宕念仏寺のサイト














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(注意)
2011年9月に旅行 自分の経験に基づいて作りました。
状況が変化している場合や実際と異なる事も考えられるので参考程度に
自己責任のもとで調査をお願いします。