1.京都 宿泊施設の種類
(1)ホテル
ホテルについて
ホテルとは?
法的には10室以上の洋室を持ち
1部屋あたり面積は9㎡以上らしい。
簡単に言えば洋室の宿泊設備で室内は
ベッド(シングルなら1台
ツインなら2台 ダブルルームならダブルベッド1台)
あり、バストイレ付がほとんど
(最近はバスタブなしシャワーのみのホテルもある。)
大浴場付ホテルもあるが少ない。
素泊まりか朝食付が多い。
京都にはホテルも多い
値段
1人あたり6千円~3万円位
2人1部屋であるか1人1部屋であるかで
値段は違うが、だいたい1人6千円~3万円ほど
エコノミーホテルから高級ホテルまで様々
中級ホテルでこんな感じ
(2人1泊素泊まり1万6千円だった)
魅力・デメリット
おおよそのホテルは
部屋は清潔で防音性のある壁の覆われ
プライバシーが保てる。
東横インとかサンルート、東急ホテルと言った
大手チェーンホテル系統も多く安心感がある。
各部屋にバストイレがあるので楽
デメリットは
部屋やホテルの雰囲気は
全国(極端なことを言えば世界中)
どこへ行っても似たかよったか
旅情を感じない。
また、外国人観光客の増加でホテルの部屋は不足がち
値段も増加傾向で最近まで1泊5千円のホテルも
7~8千円位になっていることがあった。
客層
男女老若、グループでも1人旅でも気兼ねなく泊まれるのが魅力
中高年の西洋人やアジア系外国人旅行者も多い。
プライバシーを保てる反面、旅行社同士のコミュニティーはない。
次に
エコノミーホテル
中高級ホテルの違いをまとめてみた。
エコノミーホテル
こじんまりしていることが多い。
中に入ると 入口にフロントと
小さなソファーがある位
あと上に上がると全て客室
あるといっても朝食をとるために小さな食堂位
室内は狭く
ベッドで部屋の半分以上を占めることも
窓から見られるのは隣のビルの壁なんてこともある。
バストイレも小さめ。
宿泊費は1人6~8千円ほど
機能性はいい
高級感はないものの、部屋は清潔でベッドは広いことが多い。
中にはホテル内に自動販売機やコインランドリーがあることも
何よりも駅前や歓楽街にあることが多く
宿は泊まるだけ 外を楽しみたい人にはいい。
エコノミーホテルはこんな感じ
中・高級ホテル
ゆったり広々
ゆったりと広いロビー、フロント
レストランやバーなど設備が整っている。
部屋もベッドも広々としてゆったりしている。
中級ホテルは
部屋は広々しているが、ホテル内の設備は整っていないなど
値段は
中級クラスで1人8千~1万2千
高級クラスで1人1万2千~3万円
高級ホテルはゆったり
ホテルライフを楽しむ
ホテルのレストランは「はずれ」がほとんどない。
朝食がバイキング方式で洋風、京都風の和食、中華など
バライティーに富んでいる。
高級ホテルはホテルでゆったりとした時間を過ごすのにいい。
中級の場合
ホテルは泊まるだけだけど
広々とした部屋でゆったりしたい人向け
ホテルで朝食
(2)旅館・民宿
旅館・民宿について
旅館とは?
法的には5室以上の和室を持ち
1部屋あたり面積は7㎡以上が旅館
その条件を満たさなければ民宿とのこと
簡単に言えば和室の宿泊設備で
部屋に洗面所やお風呂はあったりなかったり
ただし、大浴場がありゆったりできる所も多い。
素泊まり、1泊朝食付、1泊2食付がある。
部屋はこんな感じ
値段
1人5千円から3万円以上する所も
ビジネスホテルの和室版もあれば
会席料理を楽しみゆったりとした夜を過ごす
高級旅館まで様々
魅力・注意点
おおよその旅館は
部屋は清潔でプライバシーが保てる。
また、大きなお風呂でゆったりできりこともある。
畳の部屋なので洋室に抵抗がある人にも向いている。
デメリットは
トイレや洗面所は共同であることが多く
小さな民宿など壁が薄く騒がしいことがある。
子供連れに注意したい
お風呂でゆったり
客層
素泊まり宿なら男女老若、グループでも1人旅でも気兼ねなく泊まれた。
1泊朝食付や2食付の場合、食事は共同ということもあり
1人だと抵抗を感じる人がいるだろう。(実際1人も見かけるが)
ただ、安くて小さな宿だと1人旅が多く。
食事時、1人旅同士で話が弾むことがあった。
経験上「1人旅おすすめ」とか「1人旅でも安心」
と宣伝している安い宿なら1人旅の人を多く見かけた。
(1泊2食で6~8千円程度)
予約時 電話で確認するのもいい。
次に
旅館を3種類に分けてみた。
ビジネス旅館
安い機能性あり
安いビジネスホテルの和室版みたいなもの
質素な部屋にテーブル、テレビ、エアコンがある位
ただし、京都駅前など交通の便がいい所に位置しているし
1人旅でも気軽に泊まれる。
「宿は泊まるだけ」という人にいい。
素泊まりが一般的で1泊5千円とか
部屋はシンプル
1泊2食付の旅館
種類は色々
1泊2食付で8千~1万円位の旅館なら
部屋も質素で食事もごく普通ということが多い
祇園など1泊2万円も3万円もする宿もあるが
食事は懐石料理で部屋も隠れ家的で落ち着いている。
ちなみに
懐石料理だけで1万~2万円位するのでそれなりの価値はあろう。
山間の旅館・民宿
大原、鞍馬、高雄など
京都の宿といえば街中のイメージがあるが
郊外へ行けば山間の風情ある宿もある。
茅葺屋根が似合うような雰囲気だ。
それに
夏は街中と比べ涼しく過ごしやすい。
アクセスもいい
鞍馬は京阪出町柳駅から
叡山電車で行ける。運賃は410円
大原は出町柳駅から路線バス利用
京都一日二日乗車券でも利用可能
高山寺で有名な高雄は
京都駅から出ていた。
遠そうに思えるがアクセスはいい。
ちなみに
京都中心部と異なり夜は静かで
ほとんどの店が閉まっている。
2食付きで予約しよう。
どんな宿
大原は1泊2食7~8千円と安くて
夜は地元産の野菜を出すような宿があった。
貴船は川床料理を出す宿も多く
そういった宿は
1泊2~3万円位するのが普通
通常、川床料理だけでも万はする。
高雄は1泊2食1万~1万5千円とか
大原に泊まってみた
周辺はこんな感じ
地元産をふんだんに使った料理
(3)ゲストハウス
ゲストハウスについて
ゲストハウスとは?
民家を間借したような宿
京都の場合、町家を改造した
ゲストハウスも多い。
中には飲食店と併設したような宿もある。
ほとんど素泊まりだ
町家を使ったゲストハウスもある
ドミトリーが多い
ドミトリーという2~8人程度の相部屋が多い。
2段ベッドが一般的だが6~8畳位和室を
2~4人位でシェアする事もある。
また、2段ベッドでもカプセルルームのようになっていて
プライバシーを保てる所も増えてきた。
なお、多くは男女別である。
数は少ないが個室も用意していることが多い。
2段ベッド
和室
カプセルルーム風
その他の設備
トイレや洗面所は共同
バスタブは少なく、共同シャワー利用が多い。
共同キッチンや交流スペースがあり
同じ宿で知り合った人同士で話が弾むこともある。
1週間2週間と長期滞在する人もいる。
値段
ドミトリーの場合
1人2~4千円位
個室の場合 1室2人まで泊まれて
5~8千円など
ホテルや旅館と比べて安い。
1週間とか1ヶ月単位で料金設定している所もある。
余談だが
運がいいと1泊2千円位で
1部屋独り占めできることもある。
魅力・注意点
最大の魅力は値段が安く、女性一人旅も多い。
男女別相部屋なら個室に1人でいるより安心
交流スペースで一人旅同士話が弾むこともある。
また、外国人と片言英語で話をしたり
旅のいい思い出になることもある。
逆に
1人でいたいなら無理に付き合う必要もないのだ。
他にも
キッチンがあるので自炊も可能で
長期滞在者もいる。
デメリットや注意点は
ホテルや旅館と比べプライバシーが保てない
夜寝ている間の寝室は物音にも注意しよう。
(但し交流スペースは深夜まで飲食や談話を楽しむ人がいた。)
部屋はエアコン完備であるが
全館エアコンではない。
廊下にでると寒かったり暑かったり
まれにイビキで眠れないとか
寝室で騒がしい人がいる。
神経質な人は向かないだろう。
また、夜間はスタッフがおらず
事前に鍵の暗証番号を聞いておく必要があることが多い。
客層
半数以上(中にはほとんど)は
外国人ということがある。
20代30代が多いが
まれに中高年の人も見かけた。
「女性1人旅でも安心」をウリにしている所が多く
宿泊客のほとんどが1人旅ということも
また
昔のゲストハウスは
「安かろう 悪かろう」が多かったが
最近はお洒落で個性的なゲストハウスが多く
若い女性も多い。
(ただし値上がり傾向)
最近はお洒落なゲストハウスも多い
(4)宿坊
宿坊について
宿坊とは?
お寺や神社の宿泊設備
大寺院周辺にある塔頭(子院)に泊まる場合や
~会館など寺院とは別の建物の宿泊設備もある。
(仁和寺にある御室会館など)
信者や参拝者用とも言われるが
一般の人も宿泊できることが多い。
お風呂は大浴場を設けている所もあれば
外の銭湯に案内される所もあった。
宿坊に泊まる
規則は厳しい?
23時までなど門限を設けていることはある。
夜遊びには不向き
基本的に宿坊内で騒げない。
お酒を飲むも静かにしたい。
部屋にテレビがないこともある。
5~6時に朝のお勤めがあることが多いが
強制するところは少ない。
つまり寝坊しても構わないことが多い。
値段
安い所なら
1人当たり
素泊まり4千円
朝食付で5千円など
高い所なら1泊2食で1万5千円とか
部屋はこんな感じが多い
朝食
魅力・注意点
最大の魅力はお寺や神社に泊まれることだ。
静まり返った夜の境内は独特の空間であり
まるで別世界、その感動を味わえるのも宿坊の魅力
他にも健康的 精進料理とは限らないが、食事も健康的で
夜は静かでよく眠れた。朝は心身ともにリフレッシュできた。
まれに同じ宿泊者同士で会話をすることはあるが
ゲストハウスほど和気あいあいとした雰囲気ではなかった。
デメリット・注意点は
騒ぐのはNG、中には隣の部屋と襖で区切られているだけで
テレビすらないことも、門限が厳しい所もある。
独特の感動がある
客層
意外に思えるかもしれないが若い人も多い。
最近は、外国人も見られる。
1人旅や小人数はよく見かけたが、
行楽気分のグループは少なかった。
(5)カプセルホテル
カプセルホテルについて
カプセルホテルとは?
広い部屋に2段の巨大な衣装ケースのようなものが並び
中に入る。奥行2m幅1m高さ1m位のカプセルルームには
電灯・テレビ・コンセント(最近はUSBコンセントも)があり
窮屈ではあるものの、プライバシーは保てる。
最近は
広めのカプセルルームや羽毛布団を使ったり
ファーストクラスをイメージした
高級カプセルホテルも見かける。
他にも
更衣室(ロッカールーム)
娯楽室、大浴場(シャワー室のみの所もある)
カプセルホテルの様子
カプセルルーム
値段
昔は1泊3,500円というのが主流であったが
高級カプセルホテルなど1泊5千円以上するところもある。
ただ、狭いことを除けば高級感を感じる。
逆に古いカプセルホテルは1泊2,500~3,000円などと
値段を落としている傾向がある。
その他
昔のカプセルホテルは、ほとんどが男性専用で
飲み会や仕事で終電に遅れたサラリーマンが利用するイメージが強かったが
最近はお洒落で高級感あるカプセルホテルも見られ
外国人を含めた旅行者も多い。
また、女性も泊まれるカプセルも増えてきている。(女性専用フロアーがある。)
客層
男性の場合 男女老若さまざま
友達と飲み歩いた学生風の人や
サラリーマンのおじさん など
女性も泊まれるカプセルは少ないが
全体的に若い人が多いと思った。
魅力・注意点
魅力は
一般のホテルと比べ安い、プライバシーを保てる。
大浴場付だと大きなお風呂でゆったりできる。
24時間スタッフ常駐している。
デメリット・注意点は
ゲストハウスのように宿泊者同士のコミュニケーションはない。
カプセル内は狭くホテルや旅館のようにノビノビできない。
上段カプセルの場合 酔っていると転落の危険があり
京都はカプセルホテルの数は少ない。
2.宿の予約、宿がない場合
(1)予約は必要?
カプセルやゲストハウスでも予約した方がいい
部屋は不足がち
昔はカプセルホテルは
予約を受け付けなかったし
空室も多かった。
しかし
世界中から多くの観光客が訪れる京都
部屋は不足がちである。
予約した方が安心だ。
ネットで簡単に予約
インターネットを通すと
ホテル・旅館の他
ゲストハウスやカプセルホテルの予約も可能だ。
それにインターネットを通した方が安いことがある。
宿坊もネット予約を受け付ける所はあるが
電話のみの所も多い。
(2)どこも満室の場合
ハイシーズンはどこも満室
桜シーズンや紅葉シーズンの京都は
ほとんどが満室、ネットで検索しても
空いているのは2千円のゲストハウスか5万円の高級ホテルだけということもあった。
旅行会社を通す
よく聞くのがハイシーズンになると旅行会社が部屋を抑えていること
なので旅行会社を通して京都までの往復交通+ホテルセットの
フリープランで申し込めば空室があることも
ただし、安くはしない。
大阪の宿
阪急電車や京阪電車を使えば
京都(祇園や河原町)から大阪まで40分程度
運賃も400円 夜遅くまで出ている。
大阪だとホテルが空室で安いこともあるのだ。