1.エコノミークラスとビジネスクラスの違い
2つのクラスの間には特急列車の指定席とグリーン席の違い以上 に大きな差があるのだ。快適な空の旅を楽しもう!
チェックイン
空港に到着後 まずはチェックインカウンターへ行き搭乗手続きを行う。
たいてい エコノミークラス専用とビジネスクラス専用のカウンターに
分かれている。エコノミークラスのカウンターは長蛇の列ができており
長く待たされることもある。しかし、ビジネスクラスはほとんど列ができておらず
列があっても5人くらいと少ないことが多い。だいたいはスムーズにチェックインができたのだ。
航空会社によるが最近は自動チェックイン装置が出てきた影響で
それほど差がつかなくなっていることもある。
エコノミークラスは長蛇の列
ビジネスクラスのチェックインカウンターはガラガラ
受託荷物の重量
チェックインをするときにスーツケースなど受託荷物を機内に預けるのだが
エコノミークラスは20kgまでに対しビジネスクラスは40kgまで追加料金かからないなど
ビジネスクラスの方が重量制限は緩いことが多い。
出入国審査
チェックインが終了したら出入力審査をおこなう。X線検査やパスポート
高価な品や多額の現金を持っている場合など必要に応じては税関手続きなどをおこなう
出入力審査においてはエコノミークラスもビジネスクラスも大きな違いはないことが多い。
ただ、ビジネスクラスの方が早く降りることができるので、
入国審査も早く受けることができるのだ。
ビジネスクラス専用ラウンジ
審査も終わり 搭乗ゲートに出る。大きな空港だと
免税店をはじめ多くの店や飲食店などがあるので
そういったところに訪れるのもいいが
ビジネスクラスの場合は専用のラウンジがサービスされているのが一般的
成田空港の「さくらラウンジ」や関西国際空港の「飛鳥ラウンジ」が有名だが
航空会社によって独自のラウンジを設けていることも多い。
ラウンジの様子
空港やラウンジによって違いはあるものの
ゆったりとしたソファーに ジュースやコーヒーなどのソフトドリンク
ビール ワイン 日本酒などのアルコール類に
サンドイッチやちょっとしたっつまみ ヨーグルト ケーキなどの軽食などのセルフ
もちろん おかわり自由 昼食にもなった。
インターネットやLANのサービスにシャワー室を用意しているラウンジもあった。
ホノルル路線など夜出発して朝到着する便など搭乗前にシャワーを浴びることが
できるのでうれしいサービスだ。
ちなみに
クレジットカード ゴールド会員ラウンジなどもあるが
サービスの良さはビジネスクラス専用ラウンジの方が上である。
ビジネスクラス専用ラウンジ
ドリンクや軽食などのサービス
搭乗する
だいたい30分前から搭乗開始である。ラウンジでくつろいでいても
その時間までには自分が利用する便の搭乗口には着こう。
まず、妊婦や小さな子供連れ 体が不自由であったりお年寄りの方が優先
そしてファーストクラス ビジネスクラスという順になる。
最後にエコノミークラスなのだが、そのときはまたまた、列ができるのだ。
早めに搭乗してゆったりしよう!
ビジネスクラスとエコノミークラスに分かれる
シート
いうまでもないがビジネスクラスの方が広くてゆったりしている。
航空会社や航路によっても異なるが
エコノミークラスのシートピッチは80cm前後が多く。
ビジネスクラスは100cm~200cmといったところ
また、貝殻のようなシートを導入する航空会社(機種)も多い。
最近は半個室型のシートもある。
エコノミークラスのシート
ビジネスクラスのシート
貝殻のようなシートを導入することもある
倒すとほぼフラットになるシートも
ウィルカムドリンク
ビジネスクラスの場合は搭乗するとフライトアテンダントが
ドリンクのメニュー表を持ってきて注文をとってくる。(無料)
シャンパンなどのオーダーもできるのだ。
ゆったり座ってシャンパンを楽しみたい。
エコノミークラスはザワザワしていてそれどころではない。
まれに出発間際 落ち着いたときに ドリンクをサービスすることがあるが
カップに入ったオレンジジュースといったところだろう。
(なお、イスラム系の航空会社など宗教上の理由でアルコールがでないこともある。)
ウィルカムドリンクとスナック
化粧室
航空会社によるが 経験上 エコノミーもビジネスも内装は変わらないことが多い。
ただ、ビジネスクラスの方が人数あたりの化粧室の数が多いので
待つことはほとんどなかった。エコノミークラス 特に長距離路線だと
時間帯によってはトイレに行くのに待つこともある。
サービス
エコノミークラスはフライトアテンダントが忙しそうで、
細かいことまで気がまわらなそう。
頼みにくいビジネスクラスのほうが
人数あたりのフライトアテンダントの人数が多く、
お客さん1人1人に対応してる感じで、サービスがきめ細かかった。
ドリンクのメニュー表もあるし注文等もしやすかった。
エコノミークラスの機内食
基本的にはプラスチックの容器に入っている。カップなどもプラスチックや紙が多い。
一斉に食事 一斉に片付けといった雰囲気でゆったりと食べない方がいいと思う。
食事時間も15~20分位といったところ
ドリンクは主に ビール ワイン ソフトドリンクといったところ
航空会社によりアルコールは有料である。持ち込みもできない。
エコノミークラスの機内食
ビジネスクラスの機内食
短距離路線など一部を除くとビジネスクラスの機内食はフルコースで出されることが多い。
食器やカップも陶器であり、フライトアテンダントが一人一人のお客さんに
対応している感じなのでゆったりと食事を楽しむことができるのだ。
もちろん 味もいい。ドリンクはメニューが配られ、シャンパンなどもあった。
ウィルカムドリンクはシャンパンだった。もちろんソフトドリンクやビールも
可能エコノミーもビジネスも食事は2種類(肉、魚や洋食、和食等)
あって選択することが多いが、どっちか一方がなくなることもある。
(宗教上の理由などでアルコールがでないこともあるようだ。)
ビジネスクラスの機内食はフルコースで出されることが多い。
2.格安でビジネスクラスを利用するには?
工夫をすれば意外に安くビジネスクラスを利用するのだ!
ビジネスクラス料金
格安航空券の場合、ビジネスクラスはエコノミークラスの2~3倍位することがある。
パンフレットを開くと 旅行代金が20万円に対し ビジネスクラス追加料金が60万円
と一気に3倍に跳ね上がっているのも見たことがあるのだ。
そうなれば
ほとんどの旅行者はエコノミークラス利用であろう。
フリープランなどでも追加料金でビジネスクラス利用もあるが
特にアメリカ旅行など遠方の場合は+20万とか30万円とかなり
エコノミークラスの旅行費用よりも高いこともあるようだ。
短距離路線なら意外と安いこともある
例えば、韓国など近場なら+2万円とか3万円でビジネスクラスを
利用できることもあるようだ。お試し程度に利用するのもいいかもしれない。
格安航空券でのビジネスクラス
インターネットで格安航空券を検索すると意外にも
格安ビジネスクラスを紹介されることがあるのだ。
例えば
ハワイなど往復で10万円前後
ロサンゼルスの片道エコノミー、片道ビジネスクラス利用で10万円程度というのがあった。
探すとフリープランでも
アメリカ ロサンゼルス片道ビジネスクラス(中には往復も)が15万円以下
というのがあった。
安い航空会社でもビジネスクラスとなればゆったりしているのが一般的だ!
フリープランでもビジネスクラスプランを安く出すことがある。
ピークシースンも狙い目?
また、ピークシーズンだとエコノミークラスの値上げ率が
ビジネスクラスより高くなって、その差が小さくなるという話も聞いたことがある。
利用航空会社にもよるし、エコノミークラス同様空港使用料や燃料サーチャージ
などかかるが、探すと意外な掘り出し物があるかもしれない。
ビジネスクラスの方が安い!?
以前 年末に 6万円のエコノミークラスの格安航空券を購入しようと思い
ネット予約の前に連絡したら、満席でエコノミーでも13万円の航空券
(多分正規割引航空券)があると紹介されたことがある。
インターネットでさらに調べたら、同じ航空会社でビジネスクラスの
格安航空券が12万円位で見つけたことがある。
キャンセル料など条件は厳しいのかもしれないが ビジネスクラスの方がいいと思った。