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長野県立歴史館を
見物 常設展を中心に
興味深いポイントをまとめた。


歴史館入口


長野県立歴史館の場所

 

信州旅行

 

長野県立歴史館公式サイト

 

1.楽しみ方

(1)長野県の歴史を紹介

旧石器時代~現在

長野県立なので
長野県全体の歴史について紹介
常設展示では
原始 古代 中世
近世 近現代
の5エリアに分けている。
1エリア1部屋位で
特別広いわけではなく
コンパクトに収まっていた。


コンパクトに収まっている
「長野県立歴史館にて撮影」

パネルや模型も

数多くの出土品も
展示されているが
当時を復元品した
パネル展示など分かりやすい


復元品は分かりやすい
中世善光寺門前
「長野県立歴史館にて撮影」

子供連れならクイズも?

子供の学習目的なら
2~3ヵ所にPCがあり
クイズコーナーがあった。
しっかり見れば
答えられる。


クイズもある
「長野県立歴史館にて撮影」

(2)年表を確認

中に入り2階へ

中に入り
入館料を払って
2階の常設展示室に入る。

常設展示は300円
大学生150円
小中高は無料
障害手帳を交付している人と
同伴者無料

最初に
旧石器時代からの
長野県の歴史年表がある。


年表を確認
「長野県立歴史館にて撮影」

(3)原始エリア

旧石器~古墳時代

石器と土器

見ものは石器、土器であろう。
ナイフや矢じりで使った
細長い石
斧やどに使われた石器もある。

そして縄文時代は土器
土の色だが
装飾性の高さに驚き!

全体的に
八ヶ岳周辺で発掘されたのが多い。


土器が並ぶ
「長野県立歴史館にて撮影」

土偶、住居の復元

土偶は何とも
ユーモラス
女性の形から
子孫繁栄を願っていることを
感じられる。

他に

12歳の骨と
そこにある猪の角
住居の復元
縄文時代から
定住を始めたらしい。


住居復元
(縄文時代から
「長野県立歴史館にて撮影」

弥生時代~古墳時代

弥生時代から
稲作が誕生
釜の説明
古墳時代には
馬が飼育され
武人が誕生する。
時代の進化を感じるも
興味深い。

もちろん
古墳の説明もある。


古墳時代
「長野県立歴史館にて撮影」

(4)古代エリア

古墳時代~平安時代

木簡など

このあたりから
裕福な農民が現れ
それらが領主となる。
宴会に使われた食器などあり

興味深いのが
7~8世紀の木簡
木札に信濃國なんて記載が
信濃から天皇や藤原家へ
鮭(千曲川でとれた)
薬草、鹿の干肉
など献上した
荷札であったとか?

(5)中世エリア

鎌倉時代~戦国時代

善光寺

鎌倉時代の善光寺模型
門前町の復元
素朴で繁栄ぶりを語る。
しかし
簡素な建物に
鮭やクリ?
などが置かれているのが
印象的

中国から輸入した
銅銭など
ちなみに
1,000文=1貫
1貫で米一俵分?
1文は100~150円位ではないか?


鎌倉時代の善光寺門前町
「長野県立歴史館にて撮影」

(6)近世エリア

江戸の暮らし

江戸時代前後
豊臣秀吉の時代から
城下町が誕生
このあたりの陶器を見ると
現代とあたり変わらないが
一握りの人しか使えなかったのだろう
興味深いのは
江戸時代の
信州の民家だった。


民家の再現
「長野県立歴史館にて撮影」

中馬(ちゅうば)

街道の発達

江戸時代には街道が発達
船や馬で信濃の
特産品を名古屋などに輸送

中でも

興味深いのは中馬(ちゅうば)だった。

中馬とは?

江戸五街道など
宿屋問屋があり
飛脚の他
馬や人足を準備し
次の宿場町まで荷物など運ぶ
仕事をした。
大名や公用旅行者などの
為でもあり
公的輸送手段といえよう。

しかし

輸送は宿場町の往復のみであり
その都度馬を変える必要があるし
手数料を払う必要がある。

そこで

農民は農閑期の副業で
馬の背に荷物を乗せて
途中の宿場町の
詰め替えなしで運ぶ中馬が誕生
安くて便利で急速に発展した。


中馬
「長野県立歴史館にて撮影」

宿屋問屋は反発訴える

公的輸送手段の宿屋問屋は反発
幕府に訴えた所
ある程度規制はされたが
伊那街道の規制は緩く
急激に発展
600以上の中馬村
1万頭以上の中馬がいたとか?

まあ

現代でいう
高速乗合バスから
格安ツアーバスが参入
といった所だろう。

(7)近現代エリア

明治時代~

生糸産業

明治時代
特に印象的なのが
信州の生糸産業
明治~最近までの
生糸生産量や輸入量の
示す資料があり
興味深い

例えば

大正9年
生糸産業は急激に伸び
太平洋戦争前の
昭和15年には一気に落ちる

昭和45~55年あたりは
逆に輸入が増える。

時代を
感じさせる。


生糸産業の発展
「長野県立歴史館にて撮影」

女工の食事、労働時間

明治時代?の
女工の食事を再現
御飯、味噌汁、梅干
魚の干物のみなど
(ちなみに御飯は米+麦が多い)
今から見れば質素だが
現金収入を得られる。
御飯お代わり自由など
当時としては恵まれていた?

労働時間は1日12~13時間
とブラックに思えるが
当時の時代背景か?


女工の食事
「長野県立歴史館にて撮影」

満州開拓

長野県は満州開拓団
の数が多いのも有名
長野県のどの地域に
どれくらいの出た
満州のどのあたりに
住んでいたbのか
分かりやすい。

教育・観光

例えば平成4年閉校した
信州新町 津和小学校
からの備品 興味を示す。
今はないが
大正期の建築らしい。

戦前の信州観光は
鳥瞰図という形で紹介
長野電鉄沿線の案内がされていた。
見るも楽しいのだ。

三種の神器

昭和30年代の真空管ラジオ(デカい)
そして
洗濯機に冷蔵庫
白黒テレビの
三種の神器と呼ばれた
家電の展示

昭和10年代の蓄音機など
このあたりだと
懐かしいと思う人もいるかも?

そこで終了
外に出る。


懐かしの家電展示
「長野県立歴史館にて撮影」


出口付近で何だろう?
「長野県立歴史館にて撮影」

(8)森将軍塚古墳へ

長野市の展望もいい

歴史館を出ると
科野の里歴史公園
という広い公園
そして
往復40分ほどで
登れる小高い山があり
復元した
森将軍塚古墳があり
ここからの眺めはいい。

4世紀頃に造られた古墳
科野の国を治めた王の墓らしい。


科野の里公園


森将軍塚古墳

2.行き方・滞在時間

(1)更埴IC近く

ICから5分位

更埴ICから車で5分位だ。
一部ゴチャゴチャした所がある。
国道18号線は
休日渋滞していることがあった。

鉄道なら
しなの鉄道
屋代高校前
屋代駅になる

なお、歴史館近くに
コンビニ(ファミリーマート)
があるがスーパーは見かけなかった。

周辺は観光地というより
地元の為の公園
といった雰囲気だ。

(2)滞在時間1時間位?

じっくり見たい

個人差はあるものの
常設展示館だけに
限れば特別広くはなく
1時間もあれば十分だろう。

 

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