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長距離交通機関(目次)

 

1.タイ鉄道について

(1)種別(普通~特急)

普通・快速

かなりローカル

普通列車はORD
快速列車はRAP
多くが3等座席(自由席)
だが
一部2等座席や寝台もある。
地元風の人が多く
ローカル色豊か。


こんな感じ

ディープな旅によかった

ほとんどは旧式車両で
エアコンなしだが
天井のファンと
窓からの風が気持ちいい。
扉も開きっぱなし
走行音も凄い
まさに東南アジア
日本では味わえない感動がある。
運賃も安く
バンコク~ドンムアン(約20㎞)
で5B(約18円)など


風が気持ちがいい

汚い車両

トイレなど汚い
窓が壊れていたり
貧しい身なりの人も多く。
旅慣れない人や
神経質な人には勧めない
また
3時間以上の長距離移動は
飽きるし疲れた。


普通・快速のトイレ

特急・急行

ゆったり快適

SP EXP(特急)
EXP(急行)
1等(個室寝台)
2等座席、寝台がある。
新型車両が多く
ほとんどエアコン付
車内は清潔で
気持ちがいい。


特急はこんな感じ

長距離移動によかった

例えば
バンコク~チェンマイ
バンコク~ノンカーイなど
エアコン付2等寝台車を使えば快適
運賃も750~850B(約2,700~3,060円)程度
快速の3等座席は250B(約900円)と思えば
高いかもしれないが
居心地は雲泥の差だ。
夜(18時19時)出発
朝(7時9時)到着なので
飛行機より効率的で安い


車内も快適
(2等寝台)


清潔な洗面所

旧式車両も

急行列車の場合
旧式を使っていることもある。
本来なら特急にしたい所
旧式ということで
急行にしているのだろう。


旧式もあった
(2等寝台エアコンなし)

(2)等級(1等~3等)

3等座席(自由席)

4人掛けボックス席が多い

普通列車・快速列車に連結
4人がけのボックス席がほとんど
エアコン付はほとんどなく
天井にファンがまわり
扉は手動(開けっ放し)
昭和を想う車両だ。


3等車

詳しくは
ドンムアン~バンコク 快速3等車を利用して

2等座席、寝台

リクライニングシートが多い

2等座席は全席指定で
リクライニングシートが多い。
エアコン付となしがある。
下の写真は旧式だが
新型車両もある。


2等座席(旧式)

2等寝台

進行方向2段ベッド
昼間は向い合せのシートで
寝る時間になると
係員がベッドにしてくれる。
朝、到着近くなると
再びシートに戻す
寝ていると起こされる。

新型、旧型
エアコン付・なし
がある。

最近は女性専用車も
連結されている。

ちなみに

エアコンなしの上段は
暑くてきつい。


2等寝台(新式)


夜以外は座席

1等個室

快適個室

エアコン付個室で
2段ベッド2人用
洗面所がある。
新型車両は
共同のトイレの他
シャワーが連結され
1等利用者は無料
ノンカーイ駅を利用した経験から
1等車専用待合室があり
ミネラルウォーターが無料であったり
コンセント WiFi完備で
降りるのが嫌になる位快適だった。

1等寝台(新式)


シャワー(お湯)もある


1等車専用待合室
(ノンカーイ駅)

値段は飛行機並み

バンコク~チェンマイ
1,500B(約5,400円)ほど
1人利用なら2,500B(約9,000円)
飛行機(LCC)が6千円位と思えば
安くはないが
夜出て朝到着で快適

2人1室だが
1人旅なら個室独占できることもあった。

詳しくは
1等車を利用して

(3)料金の目安・乗車時間

複雑な料金体制

エアコンあるなしでも違う

乗車券の他
特急、急行
快速料金
1等2等料金
2等寝台上段下段
エアコンあるなし
など細かく分けられている。

おおよその目安としてまとめてみた。

料金の目安

バンコク~チェンマイ(約750㎞)

東京~青森とほぼ同じ距離
快速3等 250B(約900円)未満
快速2等寝台700~760B(約2,520~2,736円)
急行2等座席 約450~550B(約1,620~1,980円)
特急2等寝台 約800~1,050B(約2,880~3,780円)
特急1等寝台 約1,500B(約5,400円)
1等寝台1人利用 約2,500B(約9,000円)

バンコク~ドンムアン(約20㎞)

普通列車3等車なら5B(約18円)
快速3等車で20B(約72円)
急行 25B(約90円)
特急 約320B(約1,152円)

10倍以上の格差

10倍以上の格差がある。
特急利用の場合
特急料金だけで
150~250B位するので
短距離なら普通や快速
バスの方がいいだろう。


一番安い3等座席


新型1等個室
WiFi コンセントも完備

乗車時間

バンコク~チェンマイ(約750㎞)

東京~青森とほぼ同じ距離
快速 約14時間30分
急行 約14時間10分
特急 約13時間


チェンマイへ向かう

バンコク~ドンムアン(約20㎞)

普通列車 約1時間
快速 50~55分
急行 約50分
特急 約45~50分

時間はあまり変わらない が

特急と快速を比べても
乗車時間に大きな差は感じない。

車両に差があり
普通快速の多くは旧式
特急には新型車両が多いようだ。

(4)食堂車・車内販売について

食堂車

フードコートのような感じ

以前よりも少なくなったが
長距離列車には
食堂車が連結されていることが多い。
新型車両の食堂車が多く
清潔で気持ちがいい。
何よりも
移り行く風景を楽しみながらの
食事は鉄道旅行ならではの感動がある。

ただ

使い捨てプラスチックの容器で
電子レンジでチンしただけの
弁当のような雰囲気
素っ気なさを感じた。

余談だが

昔の食堂車
あまり美味しくなく
汚く不衛生に思えたが
しっかりと料理していた。


食堂車

メニュー 値段

夕食のセットメニューで210B(約756円)
コーヒーやジュースで
60~70B(216~252円)

味はコンビニ並みだが
値段はコンビニの2~3倍程度


食事を楽しむ
(素っ気ないが衛生的)

自分の席で食事

夜行列車など
出発食後に
食堂車のスタッフが
メニューを持って歩く
ここで注文して
自分の席に
持ってきてもらうことも可能なのだ。

WiFi可能

2等車の場合
WiFiが
付いていないことが多い。
食堂車には
WiFiが使えることが多い
食事をしながらゆっくり
スマホをするもよかった。

それに食堂車

すいていることが多いのだ。

禁酒

食堂車のみならず
車内は禁酒
ただ食堂車には
ノンアルコールビールはあった。

車内販売

自由に販売?

普通列車に車内販売を
見かけることがあったが
見るからに
個人が自由に
販売しているようだ。
物売りといった方がいいだろう。


物売り?

安い・うまい!

バケツやらカゴに
ペットボトルのジュース
ミネラルウォーター
一口サイズの
卵、チキン
揚ドーナッツ
ホットドッグ
葉に包んだご飯もの
カット果物など

中には

雑貨品に生野菜など
タイの屋台や市場が
そのまま車内に
入り込んだ雰囲気

値段は安く

1口サイズなら
10B(約36円)
ジュースなど
高くても20B(72円)

安い!うまい!

ついつい色々
注文してしまった。


いろんな物が売られる

必ずあるとは限らない

個人が自由に販売しているのだから
必ず車内販売があるとは限らない。
経験から
休日の旧泰緬鉄道など
観光客が多い列車には
多くの物売りがいた。
逆に
バンコク~ドンムアンなど
通勤客が多そうな
車内ではほとんど見かけない。
また
都市部より地方部の方が
車内販売を見かけた。

なお

特急や急行で
車内販売(物売?)
を見かけたことはない。

(5)駅とその周辺の様子

バンコク(クルンテープ)駅

駅舎内の様子

タイ鉄道の起点で
おそらく
タイ最大規模の駅
とはいえ
東京駅や大阪駅と比べれば
ゴチャゴチャしておらず
分かりやすい。

駅舎に入ると
巨大なカマボコ型ドームに待合室
その向こうに切符売場
外国人専用切符売場も
あるから安心

フードコート
ファーストフード
売店、コンビニ
有料シャワー(10B 約36円)がある。

蒸し暑いタイ
ここで
シャワーを浴びるのもいい。


クルンテープ駅


駅舎内の様子
(待合室 切符売場)

ホームの様子

巨大なカマボコ型ドーム内に
ホームが並ぶ
14番線程度しかなく
分かりやすい。
機関車の音など
結構騒がしい。

なお

車内改札であるため
改札口はなく
ホームは低い


ホームの様子

駅周辺の様子

駅前は凄い交通量の道
トゥクトゥクタクシーのりばがあり、
大きな荷物を
持った人が乗降していた。
その他地下鉄駅がある。
スクムウィットなど
新市街へ行くなら
地下鉄
カオサンなど旧市街へ行くなら
トゥクトゥクが便利
路線バスもあり
15B位で利用できるが
乗り方が難しい上に
大荷物なら避けた方がいい。

駅周辺にや
屋台や簡易食堂があり
40~50B(約144~180円)で
食事ができた。

衛生面を求めるなら
駅内の
フードコート
ファーストフード
安さを求めるなら
駅前の屋台を勧める。

なお
下町っぽい雰囲気だ。
不安なら
タクシーでホテルへ直行しよう!


駅前の様子


タクシー乗場

その他の駅

駅の場所・様子

駅によっては町の中心部から
離れていることがある。
トゥクトゥク利用が便利だ。
全体的に駅舎は小さく
待合室と切符売場がある位
中には
駅舎がなく
ホームに切符売場があることも
その他
1等車専用待合室など
ほとんどは有人駅だが
稀に無人駅あり
そのまま乗車して
車内精算した。


アユタヤ駅


ドンムアン駅
(ホームに切符売場がある)


タムクラセー駅
(無人駅)

シャワーなど

有料トイレがあり
3B(約11円)程度で利用できた。
そこにシャワーがあることも
ただ
大便器室を
シャワー室にしたようなもので
気持ち悪い?
利用するのに勇気がいるだろう。
(もちろん水)


シャワー室?

駅周辺

駅前には屋台や
屋台や簡易な食堂があることが多く
40B(約144円)位で
簡単な食事ができた。
中には
市場があることも
ホームに屋台や雑貨屋があることも

ただ、駅前は庶民色が濃く
神経質な人には勧めない。
トゥクトゥク
トットとホテルへ行こう!


駅前で食事
(トンブリー駅)

2.簡単!?タイ鉄道の利用方法

(1)切符を購入する

切符売場で購入

普通・快速 3等車利用なら

駅で切符を購入
駅には英語表示の
時刻表があるし
主なものは
ガイドブックに掲載
されていることも

英語で
列車番号・出発日・等級
人数(大人・子供)を記述して
窓口に出す。
普通・快速の3等席(自由席)
なら すぐに売ってくれるだろう。

注意したいのは
3等車とて
切符に列車番号が
記述されていた。
つまり
指定番号以外の
鉄道を利用するのは難しいだろう。
有人駅なら無札で
車内精算はしない方がいい。


切符売場
(アユタヤ駅)

売切れも

1等、2等車も空席があれば
すぐに売ってくれる。
しかし
寝台特急(急行)は人気で
シーズンになると
売切になることが多い。

ネットでの購入を勧める。

ネットで購入

特急利用など

1等車 2等(座席・寝台)など
満席になることがある。
タイ鉄道ならタイ鉄道予約サイト
購入することが可能

クレジットが必要だが
スマホがあれば現地で手配可能だ。

旅行社で購入

ゲストハウス街など

カオサンやチェンマイ旧市街の
ゲストハウス街の旅行社で
ここでチケットの
手配をしてくれることがある。
ネット予約と比べ割高にはなる。
なお
HISなど日本の旅行会社でも
鉄道切符の手配は可能だ。


ゲストハウス街の旅行社で購入
(バンコク カオサン)

(2)乗車まで

掲示板で確認

列車番号など

切符売場などに
表示板があり
タイ語と英語で

列車番号317
TRAIN317

種別 普通
TRAIN TYPE ORD
その他 ORD(普通)EXP(急行)など

出発時間19:14
TO19:14

行先バンコク
DESTUNTION BANGKOK

出発時間19:14
TO 19:14

番線
PLATFORM1

と表示 チェックできる。

改札口はなく
車内での検札になる。


表示板で確認


ホームの様子

行き先を確認

特に始発の場合
行き先に間違えないか
確認してから乗車しよう。


行き先を確認

(3)車内の様子

大きく2つに分かれる

普通・快速

日本のローカル鉄道
エアコンはないが
窓を開けて
涼しい風を浴びながら
旅を楽しみたい。
ちなみに
最近は車内で
スマホをする人も多く
特に
ラインの音が気になった。

なお

必ず と言っていいほど
検札がくるので切符は
出せるようにしよう。


3等車


風景を楽しむ

特急・急行

エアコン車両がほとんど
窓は開かない。
しかし
ゆったりと
ちょっとした高級感を味わえる。

寝台車は意外に
よく眠れた。


2等寝台

(4)下車する

目的地に到着

降りそびれない

目的の駅に到着
終点下車ならいいが
途中下車の場合
分からずにそのまま
乗り過ごしてしまうことも考えられる。

自分の場合

到着時間の確認
手前の駅の確認
をしている。

手前の駅に到着したら
降りる準備をする。

改札口はないので
切符は記念に
持ち帰ることができる。


下車する

3.その他・注意点など

(1)カルチャーショック!

貧富の差を感じる

10倍以上もの差

先にも述べた通り
バンコク~チェンマイまでの
料金を調べると
一番安い快速の3等車は250B(約900円)しない位
逆に
特急の1等個室プライベート利用なら
2,500B(約9,000円)と
10倍以上もの差がある。
客層も
普通や快速は
古い車両に
貧しい身なりの人も見かけ
抵抗を感じるかもしれない。


この差は大きい

ドンムアン~バンコク

LCCでバンコクに到着すると
ドンムアン国際空港に到着するのが一般的
ドンムアン国際空港から
エアポートバスの他
鉄道でも移動できる。
バスは片道50B(約180円)
に対し普通列車なら5B(約18円)
という安さ。
ただ、空港を出て駅に入ると
雰囲気はガラリ
まさに庶民的!
好きな人は好きだが
旅慣れない人が
空港からいきなり駅に入ると
カルチャーショックを受けるかもしれない。
見ていると
外国人観光客で普通や快速列車を
利用する人は少なかった。


近代的なドンムアン国際空港


ドンムアン駅
(空港のすぐ隣だが雰囲気はガラリと変わる)

(2)本数や遅れ・変更

本数は少ない

中心部でも1時間に1本位

日本のJRと比べると
本数は少なく
バンコク中心部でも
1時間に1本程度ということが多い。
地方部へ行けば1日5~6本
場所によっては1日3本なんてことも
計画的に利用したい。


旧泰緬鉄道
(1日3本程度)

短距離特急利用は損

特急券だけで150B(約540円)以上する。
ドンムアン~バンコクまで
約20㎞ 普通列車なら5Bなのに
特急だと300B以上
エアポートバスの6倍以上
短距離の場合
特急(SP EXP)
は選ばない方がいい。

遅れ・変更

よく遅れる?

調べると
タイの鉄道は遅れるらしい。
言葉が通じない海外
10分でも遅れると
「乗り遅れたのでは?」
と精神的な不安になる。
時間になっても来なければ
駅員に確認してみよう。
言葉が通じなくても
切符を見せれば
「ここで待っていろ!」
なんてジェスチャーしてくれよう。

ちなみに

タイの鉄道には10回以上乗車しているが
30分以上遅れたことはない。

ただ

バンコク~チェンマイのような
長距離列車の場合
到着が1~2時間程度遅れることはあった。
(というより大体遅れる)

変更

滅多にないが
急遽到着ホームが
変更になることがある。
事前にアナウンスされると思うが
タイ語のみで聞き取れない。
ただ
多くの人がゾロゾロと
ホームを移動したり
何となく感じるのだ。
気になったら
駅員や近くの人に
切符を見せて確認をとろう。

(3)車内にて

寒い?

エアコン効きすぎ?

バスでも鉄道でも
エアコンが効きすぎて
寒いのが普通
羽織るものも準備したい。
特に
熱っぽいときに
エアコンが効きすぎる
車内にいるのは辛かった。

水浸し?

窓が壊れている

エアコンなし3等車(自由席)
古い車両で窓が壊れて
閉じないことがある。
そこでモンスーンなどきたら
この部分は水浸しになった。
逆に
窓が開かないこともある。
暑いと辛い。


水浸し!?

眠れる?

寝台車よく眠れた

自分の場合
夜行利用なら
エアコン付寝台を利用するが
旅の疲れか?
だいたいよく眠れた。
ただ
先にも述べたとおり
エアコンが効きすぎて
寒いことはあった。

(4)駅の場所や様子

中心部から外れることも

トゥクトゥク利用?

ノンカーイ駅やチェンマイ駅がそうだったが
中心部から離れた所に駅があった。
大きな荷物を持っての移動はトゥクトゥクが便利
値段は交渉性だが
着いたばかり
土地に不慣れな外国人観光客なら
かなりの確率でふっかけてくる。
駅前に英語表示のトゥクトゥク運賃
一覧表が設置されているが
その金額どおりにいくことは稀で
40Bの所 50~60B位になるのが普通


ノンカーイ駅
(中心部から離れている)

駅周辺の様子

何もないことも?

大体 駅前には
屋台や簡易な食堂があり
飲料水や簡単な食事ができる。
とはいえ
それ以外は何もなく
あまり早く着くと退屈することもある。


ノンカーイ駅前
(何もない)

下町風?

駅前が市場であり賑やか
屋台や食堂、雑貨店が
集まる所もある。

とはいえ

かなり庶民的で
下町風
衛生的な店は少ないことが多い。
それこそ東南アジアらしくていいが・・・


トンブリー駅前
(バンコクにて)

タイ国歌

驚くかも?

駅で待っていると
8:00と18:00に
王様賛歌かタイ国歌が流れる
急に流れはじめ
皆 王の肖像画に向かって
立つのでビックリするだろう。
外国人は立ち上がる必要がないが
場の雰囲気から立った方がいい。

(5)やっぱり心配 治安について

基本的には治安はよかった

多くの人が利用

普通列車や快速列車は
雰囲気からして物騒だが
多くの人が乗車しているうえに
車掌さんの見回りもあり
それほど物騒
とは思わなかった。

見知らぬ人から声をかけられた

クルンテープ駅にて

バンコクのクルンテープ駅に到着
見るからに不審そうな人に
声かけられたことがあった。
そのような時は無視をしたい!

 

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