このエントリーをはてなブックマークに追加

 

1.旅行会社の実態

(1)利益率の低さ

中には1%台も

大手の旅行会社になると年間の売り上げは~千億円 中には兆という会社もある。
しかし、実際の利益は数十億円というのが普通、実際旅行会社が得られる利益は
よくて5% 中には1%台なんて話を聞いたことがある。

離職率も高いとか?

売上の割に利益が低いということは仕事が忙しい割に収入が少ないということであろう。
旅行会社に人気がある職種である一方 離職率も高いと言われている。
あるデータだと添乗員の年収は200万円台なんてのもあった。


華やかな旅行業界だが(ホノルル)

(2)トラブルが多い理由

対応がおろそかになる

いろんな話から考えられるトラブルの一つ、例えば10万円の格安航空券やフリープランの
申し込みをしても旅行会社から見ると
得られる利益は2~3千円中には数百円ということもあるようだ。
お客さんからみれば「これだけお金を払ったのだから」と思うが
旅行会社から見ればなるべく手短に処理したいのだ。

実際
ツアーの予約をした後

「旅行日直前まで何の連絡もなく不安になった。」

「こんないいオプションがあるのに教えてくれなかった」

というトラブルが多い。
これはちゃんとチェックしなかったお客さんにも責があると思っている。

他からの収入

よく聞くのはお土産屋からのバックマージン
ツアーに参加すると、ガイドがお土産の紹介がはじまり
その後指定されたお土産屋へ行くということがある。

(国内旅行 アジア旅行に多いらしい)

フリープランにセットされるオプショナルツアー
フリープランに市内観光ツアーが強制的にセットされキャンセルできないこともあり
それがトラブルになることもあるようだ。(お土産屋からバックマージンをもらうためらしい)

購入は強制はされないはずだ。
余談だが、お土産の購入は強制されないはず(そうすれば旅行業法違反になると思う)
とはいえ、個人的にはお土産を買うようにしている。(旅行会社の実態も把握しよう。)


昼食時にお土産屋へ(台湾)

2.注意したいところ

(1)キャンセル料について聞いてみよう

キャンセル料も収入源!?

お土産屋からのバックマージンはともかく、
中にはキャンセル料を収入源としている会社もあった。

実際にあったトラブル

2万円台の沖縄格安フリープランを申し込んだが、翌日 都合がつかずキャンセルした。
キャンセル料5千円請求された。実際は旅行代金(又は申込金)を払った段階で契約となり
そこからキャンセル料が発生するものだ。旅行業協会に聞いても、おかしいという。
格安ばかり扱うとしまいにはキャンセル料も収入源になることがあるようだ。
対策(変更やキャンセルついてしっかり聞こう)
ネット予約をするときも、いつからキャンセル料が発生するかしっかりと確認しておこう。
うやむやな返答をする人もいるのだ。

(2)対応はどうか 

横柄な態度なら利用しない方がいい

過去に、お客さんに対し威張った態度で対応する旅行会社がある。
まず利用しないことをおすすめする。不快な思いをするばかりでなく
トラブルが発生しても言い逃ればかりしていた。

(3)正会員であるか

登録されているか、できれば認可されているか

旅行業として登録されているか、できればJATA(日本旅行業協会)やANTA(全国旅行業協会)
の会員であったほうが安心だ。というのも、旅行会社とトラブルが発生していた場合
仲介役をかってくれるのだ。

正会員の確認方法

JATAやANTAのホームページで正会員の検索ができる。

保障はされるか

300~7000万円の弁済業務保証金制度が適用されている。
旅行会社が倒産しても保障してくれるのだ。
しかし、大きな倒産になると、それ以上の損失となり十分な補償がされないことがある。

危ない旅行会社の見分け方
正直、難しいところ、自分の経験から、インターネットで複数の旅行会社を比較して
「極端に安い会社」は怪しいことがあった。

例 ホノルル6日間

同じ出発日、同航空会社、同レベルのホテルで
60,000~90,000円程度に対し 1社だけ39,800円なんてあった場合
しばらくしてからその会社は倒産した。
おそらく、資金繰りが悪化してその場しのぎの資金を求めていたのだろう。


価格競争が激しいハワイ(でもあまりに安いツアーはちょっと心配だった)

(4)連絡先やを確保しよう

旅行会社の手違いもある

実際にあった話、オプショナルツアー予約漏れがあったのだ。
旅行会社の責であるが、すぐに連絡をす必要がある。
そのために、緊急連絡先や予約確認証を準備しておきたい。
海外旅行においても、旅行会社へ連絡できるようにしよう。
帰国してからクレームを出すと話が難しくなることもある。
一度加えたお金を離さない会社もあるのだ。


ホテルにオプショナルツアーの送迎が来る。
予約確認証は必ず準備したい。(グアム)

(5)その他

大事な旅行なら安さばかりを追求しない

例えばハワイ2島めぐり8日間の予約をしたとき、同じ出発日、飛行機、同レベルのホテルでも
23万円から28万円位の開きがあった。あえて高いツアーにしたところ

・事前のチェックがしっかりしていた

ESTAやパスポートの有効期間などしっかりチェックしてくれた。

・現地デスクがある

現地にも支店を設けており、オプションなど相談できた。

・24時間対応

無料で携帯電話を貸出し、困ったとき24時間対応
実際 夜中のツアーに参加するとき、送迎車が遅れた
不安になって電話をしたところ、夜中でもすぐに対応してくれた。

結果から

値段以上に安心感を感じた。
不慣れな旅行者やハネムーンなど大切な旅行なら安心も買いたい。
逆に旅慣れた人にとっては余計はお世話と思うだろう。

おすすめ旅行会社

事前のチェックや困ったときの対応も
しっかりしていて安心感があった。
海外はもとより国内旅行も充実していた。
詳しくは

3.旅行会社と上手に付き合うには?

(1)予約番号をチェック、第2希望も

インターネットでチェック 電話で確認

自分の気に入ったプランを安く手配するにはインターネット予約がおすすめだ。
しかし、すでに満席になっていることも多く、電話で確認している。
そのとき、どのサイトで確認したか?その予約番号を控えておこう。
満席だった場合の第2希望や第3希望を調べておきたい。
対応している係員は話をスムーズに済ませたいのだ。

(2)格安ツアーで細かな質問はしない

手短に済ませたい

格安プランの場合、得られる利益が少ないために旅行会社側も手短に済ませたいものだ。
あまり細かな質問をしない方がいい。

例えば

パスポートの申請はもとより必要な有効期間
おすすめの食事、オプショナルツアー
現地の治安など

パスポートの期間など間違った返答をしてしまい。旅行ができず
大きなトラブルになったことがある。

ある程度の自己責任も

旅行会社から申込書や旅程表など送られるはずだ。
しっかり確認しよう。

例えば

旅行中 曜日感覚が麻痺してしまい、帰国日を間違えることがある
その場合、航空券は買い直しでかなり大きな出費となる。

特に
ハワイフリーなど、日付変更線を経由するうえに
一ヶ所滞在型なので麻痺しやすい。

また、
夜中出発の星空ツアーなど
23日1時集合を22日1時と間違えることがある。


深夜発ハワイ島マウナケアツアー(日にちを間違えないようにしたい)

(3)個人旅行は自己責任

旅行会社は手配だけ

ツアーの主催者は旅行会社に対し、個人旅行(手配旅行)の主催者は旅行者本人
個人旅行でも格安航空券やオプショナルツアー(定期観光バス)など
旅行会社を通して手配することがあるが、個人旅行(手配旅行)の扱いになる。
ツアーと異なり、手配さえしておけば、現地でトラブルが
あっても全て自己責任だ。実際にあったことを挙げると

ホテルでのトラブル

旅行会社をとおしてホテルを予約、そのホテルの部屋で水道管が破裂
大変なことがあった。
しかし、旅行会社には責はない。部屋の変更などホテル側と直接交渉する必要になる。


自由気ままな個人旅行 (香港 ランタオ島)

くらの旅行記に戻る